秩父観音霊場24番 光智山法泉寺 


 寺社の種類:臨済宗南禅寺派の寺
 創建の時期:-
 所在地:埼玉県秩父市別所1586
 訪問日:2024年4月10日

 

秩父観音霊場24番の寺は光智山法泉寺、臨済宗南禅寺派の寺院です。現地の案内板によるとこの観音堂は江戸中期に作られたもので唐様を随所に配し変化のある意匠をこらし妙味ある本堂です。特に唐戸は凹字に後退しでつけ左右に仁王像をまつり、八角柱で変った造りを見せていると紹介されていました。

117段のすり減った石段を登ると狭い境内、その奥に本堂が建っています。本堂のわきに祀られた御神木は「龍泉層塔」と言い、上部には黄色の龍が掘られていました。

法泉寺の入り口
法泉寺の案内板
見上げる117段の石段
境内に六地蔵
御手水場
本堂
仁王像が祀られた本堂
千社札が張られた本堂
本堂のわきに龍泉層塔
秩父市教育委員会の案内板
境内から眺める武甲山

長い階段を上った境内からは秩父の町並み、その先に砕石によりその山肌を土削られた武甲山がそびえていました。

 

関連記録・コース

 臨済宗南禅寺派(りんざいしゅうなんぜんじは)

日本仏教の一宗派。臨済宗一四派の一つです。1291年、無関普門により始まる。本山は京都の南禅寺

 

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 秩父三十三観音霊場・秩父三十三ケ所

秩父地方にある三十三ヶ所の観音の霊場。実際は三十四ヶ所あり西国三十三観音霊場坂東三十三観音霊場と合わせて日本百観音霊場とした。

 

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 坂東三十三観音霊場・坂東三十三ヶ所

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