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あの頂を越えて

山行記録

~山頂からの展望、出会った花などの記録~

あの頂を越えて

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~山行記録:山頂の展望、出会った花~

 鋸山~そそり立つ石切り場の岩壁~ 


標高
鋸山 329.5m
山域
房総
登山日
2020年11月10日(火)、晴れ、10℃
歩行時間
行動時間 7:40、歩行時間 5:35
歩行距離
10.4km
標高差
516m
累積標高差
+570m、-570m
登山口
浜金谷mapon
交通機関
 往路・浜金谷、 復路・JR内房線保田駅
登山コース
浜金谷~車力道入り口~分岐~鋸山山頂~地球が丸く見える展望台~石切り場跡~瑠璃光展望台~日本寺大仏~保田駅~保田番屋~保田駅
コース定数19.3
コースmap
鋸山

 

 コースタイム


浜金谷9:45~車力道入り口10:15~163m付近10:45/50~分岐11:10~鋸山山頂11:30/40~地球が丸く見える展望台12:05/45~石切り場跡12:55~日本寺北口管理事務所13:25/30~瑠璃光展望台(地獄のぞき)13:45/14:00~日本寺大仏14:35/45~保田駅15:40~保田番屋16:00/16:40~保田駅17:25

 

 浜金谷~車力道入り口~分岐~鋸山山頂~地球が丸く見える展望台


東京湾を一望できる鋸山はロープウェイで山頂まで登れることもあってたくさんの観光客で賑わうところです。我々も2度ほどロープウェイで山頂を訪れたことがありましたが、山麓の浜金谷から車力道と呼ばれるハイキングコースがあると言うことで訪ねることにしました。

車力道はかつての石材搬出の道です。案内板などによるとここは房州石と呼ばれる石材が採掘されていたところで江戸から明治にかけて建築用材、護岸工事用材、土木工事用材として切り出されていたと言います。

石材は1本80kgほどで切り出しは主に男性の仕事、切り出した石材を3本まとめネコ車と呼ばれる台車で麓まで下すのは車力と呼ばれる女性の仕事でした。車力道は当時をしのぶ所として貴重な遺産と紹介されていました。

浜金谷から眺める鋸山ロープウェイ
浜金谷の駅を右に折れ
途中には道標が整備されています
関東ふれあいの道コース

アクアラインから館山道を一走りして浜金谷へ。駅近くの駐車場に車を停める予定でしたが平日のためか駐車場は空いていません。登山口へ向かう道沿いに1日500円ほどの駐車場がありました。

鋸山へのハイキングコースは今回利用する車力道のほか、関東ふれあいの道や安兵衛井戸と沢コースがあります。しかし沢コースは道が荒れているようで通行止めになっているようです。

ヒカリモがあると言う岩穴
車力道の入り口
鋸山と車力道の案内板
房州石と芸術のまちの案内板

館山道の下をくぐると車力道の登山口、ここからは山道が始まります。かつてネコ車を引きながらこの道を下ってきたのか、岩の中に溝のような道が付いていました。杉林の中をジグザグに登って行くと視界が開けます。振り返ると東京湾を挟み三浦半島の海岸線が見えていました。

岩を削って作られた車力道
登山道には台風による倒木
杉林の中をジグザグに登り
振り返ると東京湾を挟み三浦の海岸線

さらにひと登りすると山頂直下の石切り場です。ここで出会った初老のハイカーは地元のボランティア。話によるとかつてこの石切り場でビリーバンバンのコンサートがあったとか、音が岩壁に反響するの良かったと言います。

ここからは石の階段を登って行きます。手摺なども付いていますが段差のあり急な石段はかなり疲れます。急な登りに息を切らせると稜線の分岐にたどり着きました。右手は地球が丸く見える展望台への道、我々は左手の稜線をたどり山頂へ向かうことにします。

山頂直下にそそり立つ石切り場
ビルの一室のような石切り場
岩を支えているような石積み
急な階段を登って行きます

照葉樹に覆われたコブのアップダウンを繰り返する1等三角点が置かれた鋸山の山頂です。南側の視界は開けていますが展望が良いとは言えない頂です。山頂の先には林道口、保田への道が続いていました。

東京湾展望台を右に分け
稜線は小さなアップダウンの路
山頂の手前に電波塔
電波塔のピークを巻いて

三角点の側には全国に16か所設置されていると言う菱形基線標石があります。すでにその役目を終えていますが地表の歪を計測するものです。人見(君津市)、小糸(君津市)、大坪山(富津市)と鋸山を結び菱形基線が形成されると言います。

鋸山の山頂に1等三角点
近くには菱形基線標石
鋸山の案内板
鋸山山頂から東京湾展望台へ

稜線の分岐に戻り地球が丸く見える展望台に向かいます。たどり着いて展望台は小広い広場です。目の前にはロープウェイ駅と東京湾、その先には三浦半島の海岸線が見えています。それから続く海岸線には久里浜、横浜の街並みが見えています。目を凝らすとスカイツリーの尖塔も見えているようでした。

保田の街並みの先に富山
浜金谷の街の先に三浦半島
地獄のぞきとロープウェイ駅の先は三浦半島

左手は保田の街並みです。目立たない房総の山並みの中に富山の双耳峰、伊豆ヶ岳の頂も見付けることができました。

 

 地球が丸く見える展望台~石切り場跡~瑠璃光展望台(地獄のぞき)~日本寺大仏~保田駅~保田番屋


展望台からは急な石段を石切り場へと下って行きます。近くの置かれた案内板によると採石は良質な石材を求め地層に沿って掘り進められます。

鋸山の地層は山側奥へと下る斜行層となっているため岩壁に空洞のような堀跡が作られたと言います。

石切り場跡に向かい下って行きます
そそり立つ石切り場
何処かビルのような岩壁
房総石と芸術の街の案内板

見上げる岩壁の下を縫うようにたどると分岐の道標です。分岐からひと登りしたところは石舞台、最後まで石が切り出されていたところで岩壁には安全第一の文字が刻まれています。広場には赤くさび付いた重機などが残されていました。

岩舞台から眺める房総の山々
垂直切り出された岩舞台の岩壁
今も残る安全第一の文字
広場には赤くさび付いたウィンチ

広場の一角には門のような石積があります。切り出された石材を搬出した索道の跡と言います。ネコ車に代わり索道を使うことにより作業の効率はかなり良くなったようです。

さび付いたシャベルカー
切り出された石材は索道で搬出
分岐に戻りロープウェイ駅への路へ
急な石段の道が始まります

分岐に戻った登山道は日本寺北口管理事務所を目指して登って行きます。標高差は100mほど、垂直に切り立つ岩壁を縫うように急な石段が続いています。段差のある石段は角がすりへりかなり歩かれているようです。

手摺りの付いた石段の登り
岩の間に急な登りが続きます
さらに続く石段の道
日本寺の北口管理事務所

手摺やロープに捕まりながら急な石段を登って行くと日本寺北口管理事務所にたどり着きました。ここからは日本寺の境内、拝観料700円は少し高いようですが境内の管理や安全を考えると仕方ないのかも知れません。

目の前の岩壁には百尺観音が祀られています。岩壁に掘られたレリーフのような観音像の高さ30mと言うことなのでしょう。

見上げる百尺観音
日本寺の案内板
急坂を登ると地獄のぞき
手摺があるものの高度感のある展望台

たくさんお観光客と一緒に急な石段を登ると岩壁の上の瑠璃光展望台にたどり着きました。目の前は広く開け房総の山々、そこに飛び出した展望台は地獄のぞきです。周辺には柵がめぐらされてはいるものの切り立った岸壁の先は足がすくむところです。

瑠璃光台からは千五尺羅漢をたどり日本寺の大仏へ下ります。たくさんの石仏には風化が進んだもの頭が落ちたものなど、信仰の長い歴史が残っているようでした。

大仏に向かい下って行きます
振り返る山肌は色付きはじめ
身の丈31m、日本一の大仏とか
大仏の案内板

ジグザグに下って行く舗装道路は大仏が祀られた広場にたどり着きました。現地の案内板によると高さ31m、鎌倉の大仏の2倍で座像としては日本一の大きさと言います。

お願い地蔵塚
参道に大黒堂
国道手前のわき道を保田駅へ
たどり着いた保田の番屋

日本寺からは保田の駅に、下りとは言いながら4kmほどの舗装道歩きです。国道手前から管理事務所で教えてもらったわき道を歩きました。秋の花が咲く閑静な田舎道と言ったところですが結構疲れる道でした。

お任せ煮魚
お任せ丼
なま寿司
小エビとイカの天丼

保田駅の先、保田漁港にはお馴染みの番屋があります。食事時間でもないようですがお年寄りのグループなどかなり混雑していました。今回も煮魚や海鮮丼、山行の最後は美味しいもので締めくくる房総の山行でした。

 

 鋸山の千五百羅漢


瑠璃光展望台から日本寺大仏へと下って行く遊歩道にがたくさんの石仏が祀られています。西国、坂東、秩父の観音像のほか色々な表情をした羅漢像、お地蔵さんなどが祀られていました。

岩壁に羅漢像
たくさんの石仏が祀られる千五百羅漢
岩窟にお釈迦さんや観音さん
たくさんの観音さんは百体漢音
たくさんの観音像
たくさんの羅漢像
岩窟にお地蔵さん
見上げる宝篋印塔
たくさんお石仏は日牌堂
日牌堂の中心は大日如来か
維摩屈
護摩窟に弘法大師

祀られた石仏は1500ほどとか、かなり風化が進んでいるもの、頭が落ちたものなどもあります。長い信仰の歴史がこの参道に残っているようです。

 

 コース GPSmap


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