小楢山と乙女高原~富士山の展望を訪ね~ 


標高
小楢山 1712.6m、大沢ノ頭1674.7m
山域
中央線沿線
登山日
2020年8月26日(水)、晴れ
歩程
行動時間 5:05、歩行時間 3:55
歩行距離
7.8km
標高差
185m
累積標高差
+575m、-575m
登山口
焼山峠駐車場mapon
交通機関
 中央道・勝沼ICから27.5km
登山コース
焼山峠~小楢山~大沢ノ頭~一杯水~焼山峠
コース定数:15.5
コースmap
小楢山

 

 コースタイム


焼山峠9:40~1560m付近10:20/30~小楢山11:15/12:00~大沢ノ頭12:40/55~一杯水13:30/40~焼山峠14:45

 

 焼山峠~小楢山


8月も終わりと言うのにまだまだ35度近くの暑い日が続いています。少しでも涼しい山行と思いながら計画した山は小楢山。1700m近くの標高がありますが登山口はクリスタルラインの焼山峠と言うことで、アップダウンの少ない気軽なハイキングを楽しむことができるところです。

また山梨百名山に選ばれた頂は富士山の好展望台として、黒岳など御坂山塊の上に大きな富士山を見ることができる山としても知られています。

たどり着いた焼山峠の駐車場には数台の車が停まっていました。子授け地蔵の道標の傍にはたくさんのお地蔵さんが祀られていました。

焼山峠に登山口
登山口には子授地蔵
マルバタケブキの咲く登山道
樹林帯の中の小さなアップダウン

コメツガの林の中の登山道は小さなアップダウンを繰り返しながら小楢山を目指します。この時期の登山道には黄色い花を付けるマルバタケブキ、ミヤマアキノキリンソウやキオンの花が咲いています。

道標がある分岐から続く急な登りは展望台があると言う新道、右手の旧道は山肌を緩やかに巻く道です。新道を合わせたところを左に登ると林の中にある大きな的石があります。日本武尊が幕岩からこの石をめがけ弓を引いたと伝えられるところです。

登山道の木陰で小休止
旧道は山肌を巻いていきます
林の中に大きな的石
一杯水から山頂への登り

緩やかに登る登山道は程なく一杯水です。左手の雑木林の中をひと登りすると小楢山の山頂にたどり着きました。付近はレンゲツツジの咲くところ、目の前が開けた山頂には山梨百名山の道標と三角点があります。勝沼の街並みの先に横たわる御坂山塊の上には大きな富士山がそびえていました。

山頂の案内板によるとここは夢窓国師の修行の地と言います。この山は東西二峰に分かれ、ここ東峰はそば粉をこねるゴン鉢を伏せたような形から権鉢山と呼ばれています。また西峰は奇岩怪石や積み重なり深山高山の気分を満喫するに十分の山です。夢窓国師はこの山を古那羅山と名付けたとされています。

雑木林の中を登って行きます
山梨百名山の山頂標識と三角点
勝沼の街並みの先に大きな富士山
山頂の案内板
山頂の木陰で早めの昼食

夏雲が広がる青空の下、少し霞みがちな富士山を眺めながら少し早いお弁当にしました。

 

 小楢山~大沢ノ頭~焼山峠


小楢山からは小楢峠へと下って行きます。峠から下って行く道は母恋し路、ぶどうで有名な巨峰の丘へ下って行く道です。

左手に大きな岩を見上げながら斜面を登って行くと幕岩への鎖場、さらに細くなった稜線を登ると大沢ノ頭にたどり着きました。

東屋の脇から小楢峠へ
大沢ノ頭
藪に中に父恋し道
幕岩には長い鎖

藪の中を下って行く道は父恋し路、かつてこの道を下りかなり苦労した記憶が残っているところです。尾根通しに下る道は妙見ノ頭を越え牧丘へと下る道です。これを周回するコースも山行記などで紹介されていました。

ここからは焼山峠に戻ることにします。鎖をたどり幕岩に登ると展望を楽しめた記憶がありますが、人数が多いこともあり今回はおとなしく下山を急ぐことにしました。

巻き道を焼山峠に戻ります
登山道から舗装道路に下ります

一杯水で一休みしたのち的石の先から舗装道路に下り焼山峠に向かいました。見上げると鉄山の稜線の先に金峰山の五丈岩がそびえていました。

 

 小楢山・乙女高原に咲く花


小楢山の登山道にはマルバダケブキやキオン、ミヤマアキノキリンソウが咲いていました

焼山峠からクリスタルラインを登って行くと乙女高原です。高原ロッジの駐車場に車を停め高原の花を見ていくことにします。

乙女高原のヒュッテ
柵の中には夏の花が咲いています

鹿除け柵の中の遊歩道にはこの時期咲く花の名前がパネルで紹介されています。ヤマハギやススキに交じりシラヤマギクやオミナエシ、ヨツバヒヨドリなどの花が咲いていました。

ヒメトラノオやタチフウロなどはじめてお目にかかった花も幾つか、マツムシソウの大きな花、オヤマボクチも蕾が開き始めています。このお花畑はそろそろ秋の花が目立つ季節を向かいているようでした。

 

 コース GPSmap


 クリックするとGPSLogをダウンロードします。

 

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TAG:乾徳山・西沢渓谷
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