鶴峠から三頭山~晩秋の稜線歩き~ 


標高
三頭山 1527.6m
山域
奥多摩
登山日
2018年11月15日(木)、晴れ、9℃
歩程
行動時間 7:05、歩行時間 5:35
歩行距離
9.8km
標高差
640m
累積標高差
+810m、-810m
登山口
鶴峠mapon
交通機関
 中央道上野原ICから24km
登山コース
鶴峠~尾根分岐~神楽入ノ峰~三頭山西峰~御堂峠~鶴峠分岐~尾根分岐~鶴峠
コースmap
三頭山

 

山行の記録

 コースタイム

鶴峠9:10~向山分岐10:25/30~尾根分岐10:45~神楽入ノ峰11:20/30~三頭山西峰12:10/13:20~三頭山東峰13:25/30~鶴峠分岐14:05~尾根分岐15:05/15~鶴峠16:15

 

 鶴峠ー神楽入ノ峰~三頭山

鶴峠は牛ノ寝姿尾根が大マテイ山から奈良倉山、三頭山へと続く長い尾根上の峠です。土曜、日曜には上野原からのバスがあるものの、この時期は小菅村からの村営バスが一日数本だけと言うアプローチが難しいところです。

登山口は鶴峠から僅かに戻った県道沿いの石段を登るところです。小さな道標があるものの見過ごしそうなところでした。

暗い樹林帯から始まる登山道はヒノキ林の斜面を巻くようにして高度を上げていきます。

鶴峠の登山口
暗い樹林帯の登り
小菅村が設置した道標
枯葉が積もる雑木林の登山道

やがて雑木林の中を登るようになると登山道は落ち葉が厚く降り積もった心地良い登りになります。すでに紅葉の季節は終わりとなり葉を落とした梢の先には奥多摩の山々は見えていました。木の枝が邪魔をしてなかなか同定は難しいものの雲取山から飛竜山へと続く稜線が見えていました。

しばらく登ると向山の分岐です。左へ下って行く道は白沢の集落から小菅へと下って行く道です。

落ち葉を踏みしめながらたどる道は小焼山のピークを巻くように緩やかに登って行きます。途中には左手が切れ落ちた桟道があります。露に濡れた落ち葉が滑りそうで少し気になるところでした。

向山へと下る道を左に分け
枯葉を踏みながら登って行きます
左が切れ落ちた桟道
葉を落とした梢の先に富士山

しばらく進むと尾根道の分岐です。左は折れる巻き道はヌカサス山方面へ、我々は神楽入ノ峰を目指し尾根道を登って行くことにします。

尾根道の分岐に小さな道標
緩やかに斜面を登り
神楽入ノ峰に私製の山頂標識
人気が少ない静かな尾根道

すっかり葉を落とした雑木林の尾根道は徐々に高度を上げていきます。山頂直下の急坂に息を切らせると小さな神楽入ノ峰にたどり着きました。木立に私製の山頂標識が打ち付けられていましたが展望もない小さなコブと言ったところです。

小さな岩場を下って
思いのほかアップダウンの多い登り
岩っぽいところもあります
視界の先に白い雪を被る富士山

ここからは小さなコブを越えながらの尾根道歩きです。小さな岩場を下り登り返すと再び小さなコブ、なかなか山頂にたどり着きません。冬枯れの梢の先からは白い雪を被った富士山が見えていました。

たどり着いた三頭山の山頂は都民の森方面から登ってくるハイカーで賑わっています。山頂からはまだ雪を被った富士山、その前には三ツ峠から丹沢方面の山並みが広がっています。振り返ると雲取山から鷹ノ巣山の稜線が青空の下に広がっていました。

再び急な登に息を切らせると
たくさんのハイカーで賑わう山頂
三頭山の山頂に展望図
三ツ峠の稜線の先に富士山

今回はスマホにAR16000と言うアプリを入れてきました。AR1000に比べ位置情報はかなり正しくなったようですがそれでも東に数度ズレているようでした。

山頂のベンチに腰を下ろし担いできた山ごはんの昼食です。今日のメニューは切りたんぽ、〆はかき玉うどんです。

青空の下に続く奥多摩の稜線
AR16000での展望図
山頂で切りたんぽ鍋
シェルカップでいただきます

山頂で出会った4人ほどの若い女性のグループ、何処かの大学生のようです。お弁当も持たず山頂までやって来たと言います。山ごはんは余りそうだった切たんぽやお握りをご馳走することに、山ごはんは初めてだったようで珍しがっていました。早速富士山ときりたんぽの入ったシェルカップを映してインスタ映えする・・、我々はフェースブックが精々ですがやはり若者は違うものです。

 三頭山~鶴峠分岐~鶴峠

食事の後は三頭山の中央峰、東峰を踏んでからヌカサス尾根を下ることにします。東峰の先の展望台に立つと目の前には御前山から大岳山の頂、馬頭刈山の長い尾根の上にはつづら岩が見えていました。

三頭山中央峰
三頭山東峰
展望台からは御前山や大岳山
御堂峠からヌカザス尾根を下って

ヌカサス尾根もまたあまり人が歩いていない所です。カサコソと音を立てる落ち葉を踏みながら明るい尾根道を下って行きます。途中には落ち葉に覆われた小さな岩場もありました。

しばらく下ると鶴峠への分岐点。まっすぐ下って行く道はヌカサス山、おツネノ泣き坂からドラム缶橋へと下って行くところです。ここもまた小さなアップダウンが続いていた記憶が残るところです。

途中には小さな岩場
鶴峠分岐から道を左に
深い落ち葉に覆われた道
逆光を浴びて輝く紅葉

ここからは落ち葉が積もる巻道です。葉を落とした梢の先には明るい日を浴びる雲取山から続く石尾根の稜線が見えています。そろそろ雲取山の山頂からは初雪の便りが届く時期、日陰には霜柱が融け残っていましたが冬の足音はもう目の前に近付いているようでした。

緩やかに下って行く道は尾根道の分岐にたどり着きました。ここで一休みしたのち再び雑木林の道を下って行きます。

登山道は樹林帯へ下って行きます
紅葉の下に鶴峠

やがて暗い樹林帯の中を下って行くようになると鶴峠は目の前です。低くなった秋の日が散り残ったカエデやミズナラに映え奥多摩の山は今年最後の化粧をしているようでした。

車を停めた鶴峠からは上野原に戻ることにします。早いものでしばらくすると辺りを夕闇が包み始めてきました。これからの時期、下山は早めにと言われていますが歩程の長い山は避けたほうがいい季節になったようです。

 

 コース GPSmap

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