有間峠から川苔山~ツツジの咲く県境尾根~ 


標高
川苔山 1415m、日向沢ノ峰(ひなたさわのうら)1356m
山域
奥多摩
登山日
2018年5月15日(火) 晴れ、18℃
歩程
行動時間 7:35、歩行時間 5:40
歩行距離
9.8km
標高差
287m
累積標高差
+960m、-960m
登山口
有間峠mapon
交通機関
 圏央道青梅ICから34km
登山コース
有間峠~オハヤシノ頭~日向沢ノ頭~踊平~川苔山(往路を戻る)
コースmap
川苔山

 

山行の記録

 コースタイム

有間峠9:10~1245m付近10:10/15~オハヤシノ頭10:35~日向沢ノ頭10:50/55~踊平11:20~獅子小屋跡分岐11:50/12:30~川苔山13:05/40~踊平14:35/50~燧石山15:25/40~日向沢ノ峰15:50~オハヤシノ頭16:00~有間峠16:45

 

 有間峠~日向沢ノ峰~踊平~川苔山

川苔山への登山コースとしては川乗橋から登るもの、鳩ノ巣駅からの長いコースを登りもの、獅子口小屋方面から登るものなどが紹介されていますが有間峠からは比較的簡単に川苔山の山頂にたどり着くことが出来ます。またこの時期、ミツバツツジやシロヤシオの咲くところとしても知られています。

有間峠へと向かう林道広河原逆川線は4月末に冬季通行止めを解除したばかり、車のナビは浦山口から登ってくる県道73号線を案内していました。

展望が開ける有間峠には平日にもかかわらず5台ほどの車が停まっています。カーブミラー近くの目立たない道標に導かれ若葉色の尾根道を仁田山へと登って行きます。

有間峠の駐車スペース
日向沢ノ峰への登山口
心地良い新緑の尾根道
気付かずに通りすぎる仁田山

気付かずに通りすぎた仁田山からわずかに下ると有間峠からの林道が左手に、先に登って行った夫婦連れは林道から登って行ったようです。

木の階段が続く急坂は送電塔の巡視路でしょか。たどり着いた送電鉄塔からは視界が開け青空の下に飯能周辺の街並みが見えています。

階段が続く送電鉄塔の巡視路
見上げる送電鉄塔
鉄の橋付近はアカヤシオの咲くところ
緑のシャワーを浴る尾根道

岩っぽくなった痩せ尾根はアカヤシオが咲いている所、今はミツバツツジやシロヤシオの花が咲いていました。緑のシャワーを浴びるながら登る尾根道は県境尾根の分岐、オハヤシノ頭にたどり着きました。

満開のミツバツツジ
シロヤシオも満開
県境尾根にオハヤシノ頭
飯門点と書かれています

ここは雲取山から酉谷山、三ツドッケ、蕎麦粒山、川苔山へと続く尾根道です。登山道に落ちていた木には左飯能、飯門点と書かれていました。

明るい防火帯の登山道
日向沢ノ峰は小さな岩の上
日向沢ノ頭から眺める鷹ノ巣山から御前山 Onmousで山名表示

ここで道を左に、広い尾根道を僅かに進むと日向沢ノ峰にたどり着きます。小さな岩峰は鷹ノ巣山から御前山など奥多摩の山々の展望を楽しむことが出来るところです。三頭山の上には霞んだ富士山も見付けることが出来ました。

シロヤシオの咲く登山道
思いの外近そうな川苔山
踊平へは急な下り
踊平から獅子口への道は通行止め

踊平へは150mほどの急な下りです。たどり着いた踊平の鞍部からは獅子口へと下る道が分かれていますが土砂崩落のため通行止めとなっていました。

ここからは川苔山への登り返しです。緩やかに登って行く登山道は獅子口小屋跡から登ってくる分岐にたどり着きました。ここでお弁当を広げ一休みです。

緩やかな登り返し
獅子口小屋跡への分岐で昼食
大丹波への道を左に分け
ジグザグを切りながら急坂を登り
ミツバツツジの咲く道を
シロヤシオも満開です

ミツバツツジやシロヤシオの花を眺めながら登って行く明るい登山道は百尋の滝から登ってくる道を合わせ山頂にたどり着きました。西側が開けた山頂からは目の前に六ツ石山から鷹ノ巣山への稜線、雲取山や飛竜山、天祖山や芋ノ木ドッケなども見えているようでした。

百尋の滝からの道を合わせ
川苔山の山頂
山頂に案内板
川苔山の三角点
山頂の先には雲取山へと続く長い稜線 Onmousで山名表示

小広い山頂はたくさんの人で賑わっています。有間峠で出会った10人ほどの一行のほか百尋ノ滝から登って来た人もいるようです。

山頂には2等三角点、その傍に盤石のような石がありました。近くにはブルーシートに覆われた穴もあります。ネットなどに情報はないものの三角点を埋め直すのでしょうか。

 川苔山~日向沢ノ峰~有間峠

川苔山からは往路をたどり有間峠に戻ることにします。明るい尾根道を下って行くとまだこの時間にも山頂を目指す人がいます。

山頂を後に緑の稜線を下り
鳩ノ巣駅へ下る道を右に分け
心地良い稜線を下り
急坂を下ります

大根ノ山ノ神へと向かう長い下りが記憶が残る鳩ノ巣駅への道を右に分け明るい尾根道を下って行きます。

赤杭山、古里駅の道が分かれています
たどり着いた踊平
急坂の登り返しが始まります
見上げる岩場に咲く山ツツジ

たどり着いた踊平からは急な登り返し、左手のヒノキ林からジグザグに急な坂道を登って行きます。見上げる岩場にはヤマツツジの真っ赤な花が咲いていました。

日向沢ノ峰の小さな岩に立つと奥多摩の山並みが広がっています。朝は見えていた富士山は白く濁ったた空の中に溶け込みその姿を見付けることはできませんでした。

日向沢ノ峰から振り返る奥多摩の山々
棒ノ折山へと続く道が分かれています
オハヤシノ頭を右に
緑に包まれた尾根道を下り

日向沢ノ峰からわずかに下ると棒ノ折山への分岐です。ここで開催される名栗湖トレイルランレースではさわらびの湯をスタートとしてから棒ノ折山を経てこの稜線に駆け上がって来るようです。蕨山を通りさわらび湯までは25.6km、かなりハードなコースなのでしょう。

送電塔の先に大持山と小持山
木の階段を下って
林道を下ることにします
ゲートの先に有間峠

オハヤシノ頭からは緑色の稜線を下って行きます。送電塔から階段を下って先で林道をたどり車に戻りました。

季節の移ろいが早い今年の山、それでも思いのほかたくさんのミツバツツジやシロヤシオに出会えた山行でした。

 

 コース GPSmap

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その他のコース・山行記録
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