水ノ登山・篭ノ登山~浅間山周辺の明るい頂は古い火山の山~ 


標高
東篭ノ登山2,227.2m(信州百名山)、水ノ登山2,202m
山域
北関東・上州
登山日
2012年10月6日(土) 晴れ
歩程
合計3:10
歩行距離
4.6km
標高差
285m
累積標高差
+429m、-426m
登山口
高峰温泉駐車場mapon
交通機関
 小諸ICから19km
登山コース
高峰温泉-水ノ登山-東籠ノ登山(往路を戻る)
コースmap
水ノ登山・篭ノ登山

 

山行の記録

 コースタイム詳細

高峰温泉登山口9:40-(1h00m)-水の塔山10:40/50-(0h40m)-東篭ノ登山11:30/12:10-(0h45m)-水ノ塔山12:55/13:55-(0h45m)-高峰温泉駐車場14:40

 

 高峰温泉駐車場~水ノ登山~篭ノ登山

浅間山周辺には烏帽子岳や湯ノ丸山、池ノ平など古い火山の頂きが連なっています。水ノ登山と篭ノ登山も浸食が進んだことにより本来の火口などは判らないものの古い火山の山と言います。

たどり着いた高峰温泉の駐車場に車を停め紅葉が始まりかけたカラマツ林の登山口へ。さすが2000mを越えると登山道わきにはシラタマノキやゴゼンタチバナの赤い実など、高山の秋を演出する紅葉が始まりかけています。小さく登った砂礫のコブはうぐいす展望台と呼ばれるところで、ガスっているもののナナカマドの赤い葉の先に篭ノ登山の山肌が見え隠れしていました。

2000mのランプの宿は高峰温泉
車坂峠の案内板
開けた砂礫地はうぐいす展望台
紅葉の先に篭ノ登山の山肌

小さく下った登山道は開けた砂礫の斜面を登るようになります。大きな岩の上には小さな石積みも幾つか見付けることができます。

一度、落葉松の樹林帯に入った登山道は、ふたたび砂礫に覆われた稜線を登って行くようになります。黄色いペンキで付けられた矢印に導かれながら登って行く登山道は、アルペンのような雰囲気に包まれるところです。正面の大きな岩の先には、ガスに包まれた水ノ登山の山頂も見え隠れしていました。

小さく下った鞍部は明るい砂礫地
紅葉が始まった明るい登山道
振り返るとガスの中に黒斑山
見上げる水ノ登山の山頂と篭ノ登山

山名表示 ※クリックすると山名を表示・非表示します。
登山道から眺める水ノ登山・篭ノ登山(PanoramaMakerで作成)

山頂直下に近付くと大きな岩の間を登る急な登りになります。振り返ると紅葉の登山道の先には高峯山。ガスの中には昨日登った黒斑山が見え隠れしています。

小さな岩場のような急坂を登り詰めると水ノ登山の山頂です。山頂標識が立つ広場からは雲の中に小諸の街並み、これから向かう篭ノ登山の稜線の先にはたなびく雲から北アルプスの稜線が頭を出しています。西篭ノ登山の右には鹿島槍ヶ岳、東篭ノ登山の左には奥穂高岳、池ノ平の上にそびえる頂きは御嶽山です。

車坂峠の左に黒斑山
水ノ登山の山頂

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水ノ登山から眺める篭ノ登山(PanoramaMakerで作成)
篭ノ登山の先に雲に包まれるアルプスの稜線
コメツガの中を巻きながら

水ノ登山からは明るい稜線を篭ノ登山に向かいます。もともとの登山道は山頂から岩場の上を下って行ったようですが、崩壊しているのか山頂の奥のコメツガの樹林帯の中を下って行くようになっていました。小さなアップダウンを繰り返しながら紅葉の稜線をたどる登山道は心地の良い縦走気分を感じさせてくれるところです。

切れ落ちた斜面の下には高峰林道がカーブを描くように続いています。篭ノ登山から戻ってきたのか林道を歩くハイカーが点のように動いていました。

明るい稜線を篭ノ登山へ
稜線から見下ろす高峰林道

展望が広がる鞍部からは篭ノ登山への登りが始まります。コメツガなどの樹林帯の登りにひと汗を流すと広く開けた篭ノ登山の山頂にたどり着きました。

この山頂は池ノ平から登ってくるハイカーなども合わせたくさんの人で賑わっています。まだ幼稚園にも通っていない子供や、お父さんに背負われた赤ん坊なども山頂で昼食を楽しんでいました。

篭ノ登山の山頂に三角点
西篭ノ登山と湯ノ丸山

東篭ノ登山の先には西篭ノ登山の頂へと登山道が続いています。その先には湯ノ丸山と烏帽子岳、しばらくすると巻き上がる雲がその山頂を覆い始めてきました。

 篭ノ登山~水ノ登山~高峰温泉駐車場

この山を訪れたのは17年も前のことです。この時は池ノ平方面に下り高峰林道を高峰温泉に戻った記憶が残っています。平坦な林道歩きでしたが思わぬ時間がかかったようです。今回は往路をたどり高峰温泉の駐車場に戻ることにしました。

水ノ登山に戻ります
高峰温泉を目指し下って行きます

たどり着いた水ノ登山の山頂で大休止です。時間があれば高峯山の山頂を踏んでから帰ろうかと思っていましたが、巻き上がる雲は山頂を覆い隠し展望は期待できそうにありません。今回はあきらめこの山頂でひと眠りしてから登山口に戻りました。

 

 コース GPSmap

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その他のコース・山行記録
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