武川岳~小さな岩場から登る奥武蔵の山~ 


標高
武川岳 1052m(関東百名山)
山域
奥武蔵
登山日
2012年3月7日(水) 曇り
歩程
登り2:40、下り2:00、合計4:40
歩行距離
9.0km
標高差
722m
累積標高差
+786m、-786m
登山口
名郷(なご)mapon
交通機関
 関越道川越ICから38km
登山コース
武川岳登山口-武川岳(往復)
コースmap
武川岳 登山コース

 

奥武蔵の武川岳は大持山、小持山から連なる稜線上の頂です。芦ヶ久保から二子岳を越え登るコースがガイドブックなどにも紹介されています。まだまだ寒い日が続いているようで、先日の本社ヶ丸では雪のため途中で戻ってくることになってしまいました。今回は比較的コースが短い天狗岩からの武川岳を目指すことにしました。

武川岳
山行の記録

 コースタイム詳細

名郷駐車場9:50-(0h30m)-530m林道脇10:20/30 衣類調整-(0h40m)-天狗岩11:10/25-(1h10m)-前武川岳12:35-(0h20m)-武川岳12:55/13:45 -(0h30m)-妻坂峠14:15-(0h25m)-林道終点14:40-(1h05m)-名郷駐車場15:45

 

 名郷~天狗岩~武川岳

登山口の名郷の集落はまだ春も浅く梅の蕾も硬いままです。それでも道端にはフクジュソウやマンサクの花が咲いていました。

山伏峠への道を右に分け白岩採石場へと続く舗装道路を歩き始めます。途中、西山荘の看板から道を右に、集落の中をたどる林道を緩やかに登って行きます。

名郷の駐車場
山伏峠への道を右に分け
西山荘の看板から天狗岩への道を
林道から杉林の中の登山道へ

白く濁った空の下には蕨山の稜線が見えていますがその山肌にはまだ雪が残っているようです。道端で一息を入れた後、暗い杉林の中を稜線に向かって登って行きます。右手では石灰岩の採掘が行われているようで、登山道は尾根筋を巻くようにして登って行きました。

露岩が現れるようになるとやがて天狗岩です。それほど急ではないものの50mほどの岩場が続いています。雪が張り付いている時や雨のときには少し嫌になりそうな小さな岩場です。

杉林の急坂を稜線へ
露岩が現れるとほどなく天狗岩
天狗岩の手前で小休止
天狗岩の岩場

岩角を頼りによじ登った岩場の上は展望の開けるところ、曇り空に広がる視界の先には蕨山、その右手には有間山。モノトーンに沈む稜線にはまだ雪が張り付いていました。

急な登りに汗をかきながらたどり着いた前武川岳の山頂、右手には山伏峠へと下る道が分かれています。付近には消え残った雪が登山道を覆っていました。ここからひと登りすると武川岳の山頂です。

稜線から眺める大持山、小持山
シカ避けの柵が張られた登山道
前武川岳へは急な登り
雪が残る前武川岳の山頂
山頂標識とベンチがある武川岳の山頂
濁った空の下に蕨山の稜線
山頂でキムチ鍋
山頂でキムチ鍋

広く開けた山頂には山頂標識とベンチがあります。ここで担いできたキムチ鍋のお昼にしました。

山頂から続く稜線は蔦岩山、焼山、二子山を越え芦ヶ久保に下っています。ここからの歩程は3時間ほどか、名郷から芦ヶ久保駅まで縦走するにはもう少し早く登山口を出発したほうが良さそうです。

 武川岳~妻坂峠~名郷

山頂からは妻坂峠に下り車を止めた名郷に戻ることにします。明るい雑木林の尾根道は程なく妻坂峠へと下る急坂になります。雪は張り付いていないものの、霜柱が融け残り滑りやすくなっています。雪が残っていれば軽アイゼンが必要なところです。

たどり着いた妻坂峠には道標と小さな石仏が祀られています。鎌倉時代の武将、畠山重忠が鎌倉に出仕するときに妻がこの峠まで見送ってくれた峠で、山伏峠を越える秩父往還の裏街道と言ったところのようです。

明るい稜線を下ります
妻坂峠へは急な下り
妻坂峠から名郷へ
峠には古い石仏

真っ直ぐ登る道は大持山、小持山へと登って行く明るい尾根道です。我々は左手に道を折れ名栗に下ることにしました。

杉林の中を下る沢沿いの道には雪が融け残っています。小さな流れには渓流釣りを楽しむ人もいました。小さいけれど7、8匹釣れたと言っていました。

沢沿いの道は雪が張り付いています
やがて林道にたどり着きました

しばらく下ると林道にたどり着きます。ここから名郷の駐車場までは林道と長い車道歩きが待っています。

河原に広がるキャンプ場を過ぎると車を停めた駐車場は目の前です。この駐車場は無人ですが時々見回りにでも来ているようです。車のワイパーには駐車料金を入れる紙袋が挟まれていました。

 

 コース GPSmap

 クリックするとGPSLogをダウンロードします。

 

その他のコース・山行記録
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