日光白根山~ロープウェイを利用する日本百名山~ 


標高
日光白根山 2,577.6m
山域
日光
登山日
2008年9月17日(水)
歩程
登り2:10、下り 2:05、合計4:15
歩行距離
10.6km
標高差
577m
累積標高差
+697m、-697m
登山口
日光白根ロープゥエイmapon
交通機関
 日光道路清滝ICから43km
登山コース
ロープウェイ山頂駅-0:55→旧道分岐-1:15→日光白根山-0:50→弥陀ヶ池分岐-1:15→ロープウェイ山頂駅
コースmap
日光白根山 登山コース

 

山行の記録

 山頂駅~日光白根山

日本百名山の一つに名前を連ねる日光白根山。関東以北の最高峰とも言われています。またシラネアオイの名前に代表されるように高山植物にも恵まれた山です。

今回はロープウェイを利用しての山行です。冬はスキー場となるこのロープウェイを利用すると、百名山の頂きも比較的簡単に山頂を踏めるハイキングの山となったようです。

ロープウェイの山麓駅
山頂駅の前には広い展望が

ロープウェイは標高2000mまで我々を運んでくれました。広く開けた山頂駅にはレストランハウスと天空の足湯という足湯があります。展望台ともなっている足湯からは谷川岳や上州武尊岳などの山並みを一望することができます。

二荒山神社の赤い鳥居が建つ登山口からはシラビソの林の中をたどる遊歩道のような道が始まります。周辺をめぐる散策路として観光客も訪れるようで、途中には七色平や血の池地獄などといった見どころもあるようです。緩やかに登っていく登山道にはキオンやカニコウモリなどの花が咲き始め、秋の気配がせまっているようです。やがて登山道は雑木林の中を登っていきます。地獄ナギとの案内が建っている沢は、古い登山道が登って行った沢のようですが、現在は通行止めになっていました。

大きな裾野を広げる白根山
登山口には二荒山神社の赤い鳥居
大日如来の小さな石像
地獄ナギと呼ばれる沢

道端で小休止したのち、再び山頂を目指して高度を上げていきます。やがて灌木の頭が低くなってくると山頂直下に広がる火山礫地帯です。オンタデの薄緑色の花やノハラアザミなどの花が咲く登山道を登っていきます。

急な登りにひと喘ぎすると白根権現の社が祀られた山頂の一角です。右手には浅い火口原の渕を前白根へと向かう道。山頂へは一度小さく下って岩峰の間を登り返すことになります。たどり着いた山頂は狭い岩の上です。地図上には三角点の表示がありましたが山頂を示す案内板の脇に三角点の盤石が立て掛けてあるだけです。巻き上がる雲に覆われ山頂からの展望は期待すべくもありません。わずかに雲の間から五色沼が青い水面を見せていました。

 日光白根山~座禅山~山頂駅

山頂で昼食をしたのち、座禅山を目指して下って行くことにします。山頂からは急な岩屑の下りが続いています。固定ロープが張られている坂道を下っていくと、霧の中から五色沼や弥陀ヶ池が顔を出してくれました。紅葉にはまだ少し早いようですが、赤く染まった梢も幾つか見付けることができました。

急な稜線を登って行きます
灌木林を抜けると山頂直下
白根権現の社が祀られた山頂の肩
日光白根山の山頂は岩隗の上

たどり着いた弥陀ヶ池への分岐点からは小さく登り返します。登山道は雑木林の中をたどり座禅山火口の肩へ。木々に覆われているものの、右手は座禅山火山の噴火口で、火口底まで下っていく踏み跡もあるようです。

ここから登山道はコメツガの林の中を下って行きます。しばらく下ると道もなだらかになり七色平や血の池地獄への道が分かれています。さらになだらかな道を下っていくと六地蔵が祀られた広場にたどり着きました。六地蔵は六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)のそれぞれにあって、衆生の苦悩を救済する地蔵菩薩、この山にも六道信仰の名残が残っているようです。

急な坂道を弥陀ヶ池分岐へ
青い水をたたえる五色沼
紅葉の始まった梢に先に弥陀ヶ池
座禅山への分岐点
六地蔵の祀られる広場
たどり着いた天空の足湯

六地蔵の先で登山道はスキー場の斜面の上にたどり着きます。ここで道を左に。小さく登り返すとロープウェイの山頂駅にたどり着きました。山頂駅から振り返ると頭を雲に隠した日光白根山がそびえていました。

その他のコース・山行記録
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