陣馬山から高尾山(裏高尾)~白馬の像が置かれた陣馬山から高尾山への長い縦走路~ 


標高
陣馬山 854.8m、影信山 727.1m、城山 670.3m、高尾山 599.2m
山域
中央線沿線
登山日
2005年12月8日(木)
歩程
合計5:30
歩行距離
14.7km
標高差
525m
累積標高差
1,077m、-940m
登山口
陣場高原下mapon
交通機関
 中央線八王子駅、 西東京バス
登山コース
陣場高原下 -1:25→ 陣馬山 -0:35→ 明王峠 -1:10→ 景信山 -0:50→ 城山 -0:55→ 高尾山 -0:35→ 高尾山駅
コースmap
陣馬山から高尾山 登山コース

 

陣馬山から高尾山にかけて連なる低い稜線は関東ふれあいの道にも指定されたハイキングコースです。陣馬山は神奈川県と東京都の県境に位置し、山頂からは富士山を始めとして360度の展望が楽しめる山として知られています。また高尾山はファミリー登山の山として何時もたくさんの家族連れで賑わっている山です。

最近は自家用車での山旅しかしていませんでしたが、久しぶりに電車とバスを利用したハイキングを楽しんでみました。公共交通機関を利用した山旅では縦走ができること、交通の便が良い山では車を利用するより短い時間で登山口にたどり着けることです。

山行の記録

 陣馬高原下~陣馬山

陣馬高原下のバス停からまだ紅葉の残る集落の中を和田峠へと登って行きます。しばらく登ると左手の沢に新しい登山コースが開かれていました。この道は暗いヒノキの林の中を尾根に向かって登って行く道で、和田峠から登る道に比べかなり早く陣馬山の山頂にたどり着ける道と言います。暗い杉林の中の急坂に息を弾ませながら稜線にたどり着くと、和田峠から登ってくる道を合わせます。すっかり葉を落とした斜面には薄っすらと雪も残っていました。

 陣馬山~明王峠~景信山

たどり着いた陣馬山の山頂はガイドブックなどにも紹介された広い展望を楽しむことが出来るところです。陣馬山の名にちなんだ白馬の像が建っていました。目も前には肩だけを雲の上に出した富士山。その右手には冬晴れの空の下に御正体山や三ツ峠など中央線沿線の山々が続いています。遠く白い雪を被った山並みは大菩薩峠。この山頂から50km以上も離れた稜線です。目の前に大きく頭を持ち上げる山並みは連行山や生藤山。その奥には三頭山や御前山、大岳山など奥多摩の山々がそびえていました。


山名表示 ※クリックすると山名を表示・非表示します。
陣馬山からの展望(PanoramaMakerで作成)

しばらく山頂での展望を楽しんだ後、カサカサと降り積もる落ち葉を踏みしめながら明王峠に向かうことにします。陣馬高原下でバスからは降りた人は少なかったようですが単独行の男性が数人、我々と同じように高尾山への縦走路を急いでいます。おそらく藤野駅から陣馬山を目指して登ってきた人達でしょう。平日と言いながら、この山はたくさんのハイカーで賑わう山のようです。

陣馬山から眺める丹沢の山々
落ち葉を踏みしめながら明王峠へ
景信山から振り返る奥多摩の山々
小仏峠は暗い林の中です

たどり着いた明王峠には小さな茶店が1軒。ここからは富士山が見えるはずですが逆光の中に溶け込みその姿さえも見せてくれません。明王峠からは再びなだらかな稜線を景信山へと向かうことにします。陣馬高原下から登ってくる道を左手から合わせるとほどなく堂所山への分岐点です。ここで道を右手に。小さなアックダウンの続く縦走路を歩いて行きます。小さなコブには巻き道が付けられているところもあり、快適なヒルウォークを楽しむことが出来る道です。やがて防火帯のように開けた登りに汗を流すと景信山の山頂です。たくさんのベンチが並べられた茶店が建っています。しかしこの時期、店はひっそりとし人気もありません。振り返ると明るい光を浴びる大岳山の鍋蓋のような山頂。その右手には途中で道に迷った苦い思い出の残る戸倉の山々も顔を見せていました。

 景信山~小仏峠~城山~高尾山

景信山の山頂で昼食の後、急な坂道を小仏峠へと下って行きます。まだ小仏峠から陣馬山を目指す人が登ってきます。たどり着いた小仏峠は杉林の中の暗い峠で、茶店が2件建っていました。ここからは明るい稜線を城山へと登り返すことになります。

たどり着いた城山は無線中継のパラボラアンテナが建っているところ。桜の木の下には茶店が店を出していました。この山頂は春になると桜の花が咲き競うところとか。高尾山からあまり距離もないので桜の花を愛でる気軽なハイキングには良い所かもしれません。

春には桜の花が咲く城山
高尾山の山頂は観光地

ここからは明治の森の指導標な見ながら高尾山へ向かうことにします。数日前までは紅葉が残っていたのでしょう。霜で茶色に枯れた葉が枝先に残っていました。やがて小さな登りに汗を流すと高尾山の山頂です。

広く開けた高尾山の山頂は観光地の真ん中。平日と言うのに若者のパーティが数組、広い山頂で遊んでいました。ここは十三州見晴台といわれるところで、遠く信濃や安房の山々も見えるところとか。しかしこの時間では東京湾のベイブリッジさえも霞みの中に溶け込みその姿を見せてくれません。ここからは観光客と一緒に高尾山口を目指すことにします。かなり足も重くなったようで、最後はケーブルカーで高尾山口へ下ることにしました。

その他のコース・山行記録
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