柏尾川・境川合流点から平戸永谷川

 二級水系 境川
 歩程:行動時間 5:45、歩行時間 4:50
 歩行距離:16.2km
 累積標高差:+53m、-53m
 アプローチ:JR東海道線・藤沢駅
 訪問日:2022年2月9日

 

 コースタイム


藤沢駅10:25~オーケー藤沢店10:30/35~境川合流点10:40~宮前五霊神社11:30~大船駅12:55/13:35~笠間大橋14:00~田町長ベンチ14:20/35~柏尾川大橋14:50~戸塚駅15:30/35~平戸永谷川16:10

 

 境川合流点~宮前御霊神社~大船駅


柏尾川は境川の支流です。境川の合流点から平戸永谷川までをたどる川歩きです。

歩き始めは藤沢駅です。駅前の商店街をしばらく進むと大道橋、この下を流れる川は境川です。川沿いに少し歩くと境川と柏尾川の合流点、ここは片瀬江ノ島の河口までおよそ4kmの地点です。

藤沢駅前
境川を渡る大道橋
境川との合流点
柏尾川を渡る田谷藤沢線

コンクリートの護岸と鉄柵が続く舗装道路をしばらく歩くと県道312号線に架かる橋です。西鎌倉に抜ける計画もあると言いますがなかなか進んでいないようです。

柏尾川に流れ込み支流
柏尾川に流れ込む支流
柏尾川で見られる野鳥の案内板
南町稲荷社

宮前の小高い山の麓に宮前五霊神社があります。この山は旗立山、前九年の役(1051~1963年)、源頼義が出陣に当たり山頂に源氏の白旗を立てたところです。

そののち、後三年の役(1083~89年)にも同じように白旗が建てられ村岡城主鎌倉権五郎景昌が参陣したと伝えられています。宮前五霊神社の境内に祀られた七面宮は鎌倉権五郎の兜を埋めたという兜山七面宮を移築したものと言います。

宮前御霊神社の裏山に鎌倉古道
宮前御霊神社の拝殿
境内に七面宮
宮前御霊神社の石鳥居

境内には折笹矢竹稲荷大明神、疱瘡神、十二天王社が祀られています。今は新型コロナの感染が広がっていますがかつては疱瘡が疫病として恐れられていたのでしょう。

また付近は鎌倉古道の上道が通っていたところです。現地の案内板によると鎌倉の化粧坂から始まる道は柏尾川を渡り、宮前、小塚、高谷、渡内、柄沢(並木・大谷・鞍骨)、島の神へと続いていたようです。県道302号線沿いには今もこれらの地名が残っています。

神戸製鋼所近くはあまり歩く人が少ない細い道です。その先、右岸の道はJRの車両基地の先で通れなくなっていました。仕方なく左岸の一般道を歩くことになります。

町屋橋
神戸製鋼所の脇は舗装遊歩道
JRの車両基地の先は通行できません
JR大船駅

大船駅前は迷いにくいところで道を間違ってしまいました。

 コース GPSmap


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 源頼義(みなもとよりよし)

平安時代中期の武将、河内源氏初代棟梁、源頼信の嫡男で河内源氏2代目棟梁。子の義家とともに前九年の役を鎮定、東国における源氏の勢力を強化。

 

 源義家(みなもとよしいえ)八幡太郎義家(はちまんたろうよしいえ)

平安時代後期の武将、八幡太郎義家として知られる。比叡山等の強訴の頻発に際しその鎮圧や白河天皇の行幸の護衛に活躍する。前九年の役で父を助けて安倍氏を討ち後に陸奥国守となった。清原氏の内紛に介入して後三年の役を起こした。東国における源氏勢力の基盤をつくった。

 

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