星光山大乗院 


 寺社の種類:天台宗の寺院
 創建の時期:伝・平安時代、開基:最澄
 本尊:阿弥陀如来
 札所:-
 所在地:神奈川県平塚市土屋200
 訪問日:2018年11月18日

 

現地の由緒書きによると創建は平安時代で開基は最澄とされています。鎌倉時代に土屋三郎宗達が堂宇を再建し相模国の一山と呼ばれていました。

大乗院の山門
大乗院の山門
大乗院の案内板
境内の鐘楼

昭和20年には焼夷弾により本堂をはじめ書院、山門、庫裏が全焼しました。現在の本堂は平成24年に再建されたものです。

宝剣を持った大日如来か
境内の六地蔵
本堂脇に観音像
大乗院の扁額
大乗院の本堂
照千一隅の扁額
大乗院の由緒書き

本堂に掲げられた扁額は「照千一隅」一隅を照らすと読むと言います。伝教大師最澄が書かれた山家学生式の冒頭にると言います。

関連記録・コース

 天台宗(てんだいしゅう)

法華経を根本経典とする大乗仏教の一派。575年隋の智顗(ちぎ)が天台山にこもって大成。日本へは奈良時代に唐僧鑑真(がんじん)が初めて伝え、平安初期に最澄が比叡山に延暦寺を建て開宗。のち山門派と寺門派、さらに真盛(しんぜい)派に分かれた。

 

 阿弥陀如来(あみだにょらい)

大乗仏教の仏。西方の極楽浄土の教主で生あるものすべてをすくう仏様。念仏により浄土に往生できるという阿弥陀信仰が鎌倉時代にさかんになり、浄土宗浄土真宗時宗などの浄土教宗派が成立した。

阿弥陀如来像は質素な形で如来の通相と呼ばれる姿をしています。小指を除く三指と親指で輪にした九品来迎印(くぼんらいごういん)を結んでいるのが特徴です。

 

 鑑真(がんじん)・過海大師・唐大和上(とうだいわじょう)

中国、唐代の高僧。日本律宗の開祖。揚州大明(たいめい)寺で戒律を講じ名声があった。742年日本僧栄叡(ようえい)らの請に応じて来日を志したが海賊や風波の災で5度挫折の後、754年渡来した。

 

 最澄(さいちょう)・伝教大師

平安初期の僧。767~822年。天台宗の開祖。比叡山に入り根本中堂を建立。延暦23年(804年)空海とともに入唐し翌年帰国した。

 

 浄土宗(じょうどしゅう)

法然上人を宗祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の聖典とするが、観無量寿経を重視して専修念仏によって極楽浄土への往生を宗旨とする。総本山は京都の知恩院。

 

 浄土真宗(じょうどしんしゅう)

法然上人の弟子の親鸞上人を開祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の経典とするが、特に無量寿経により阿弥陀仏の本願の信心を重視し、称名念仏は仏恩報謝の行であるとするのを宗旨とする。門徒宗、一向宗とも呼ばれます。

 

 時宗(じしゅう)遊行宗(ゆぎょうしゅう)

日本仏教の一宗派。念仏系の宗派で1276年一遍(いっぺん)が開いた。阿弥陀経を根本経典とし経中の臨命終時の言葉を宗の名とした。

 

TAG:鷹取山・里のみち 2018年11月18日
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