龍徳山雲光院 


 寺社の種類:浄土宗の寺院
 創建の時期:慶長16年(1611年)、開山:潮呑上人
 本尊:阿弥陀如来
 札所:‐
 所在地:東京都江東区三好2丁目17-14
 訪問日:2018年1月3日

 

雲光院は阿茶局が発願となり、還蓮社往誉潮呑和尚を開山に迎え滝徳山高巌寺として創建しました。天和3年(1683年)に当地へ移転したと言います。

雲光寺の山門
雲光寺の本堂
本堂の内部
龍徳山の扁額

阿茶局は今川家臣神尾孫兵衛久宗の妻であることから神尾家の菩提寺として檀家は持たず、僧侶の修行所としての役目を果たしたと言います。徳川家康公はじめ三代の将軍よる手厚い擁護を受け一時は法蔵院・浄慶院・良正院をはじめとして多くの塔頭がありました。

南無阿弥陀仏の名号塔
境内に石仏
阿茶局の宝篋印塔

境内には阿茶局の墓と言われる古い宝篋印塔や多くのお地蔵さんが祀られていました。

 浄土宗(じょうどしゅう)

法然上人を宗祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の聖典とするが、観無量寿経を重視して専修念仏によって極楽浄土への往生を宗旨とする。総本山は京都の知恩院。

 

 阿弥陀如来(あみだにょらい)

大乗仏教の仏。西方の極楽浄土の教主で生あるものすべてをすくう仏様。念仏により浄土に往生できるという阿弥陀信仰が鎌倉時代にさかんになり、浄土宗浄土真宗時宗などの浄土教宗派が成立した。

阿弥陀如来像は質素な形で如来の通相と呼ばれる姿をしています。小指を除く三指と親指で輪にした九品来迎印(くぼんらいごういん)を結んでいるのが特徴です。

 

 法然(ほうねん)・円光大師・黒谷上人

鎌倉初期の僧。浄土宗の開祖。1147年比叡山で源光の門に入り天台を学んだ。1150年教学などに対する疑問を生じ西塔黒谷の叡空のもとに隠棲し、法然房源空と称した。

 

 浄土宗(じょうどしゅう)

法然上人を宗祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の聖典とするが、観無量寿経を重視して専修念仏によって極楽浄土への往生を宗旨とする。総本山は京都の知恩院。

 

 浄土真宗(じょうどしんしゅう)

法然上人の弟子の親鸞上人を開祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の経典とするが、特に無量寿経により阿弥陀仏の本願の信心を重視し、称名念仏は仏恩報謝の行であるとするのを宗旨とする。門徒宗、一向宗とも呼ばれます。

 

 時宗(じしゅう)遊行宗(ゆぎょうしゅう)

日本仏教の一宗派。念仏系の宗派で1276年一遍(いっぺん)が開いた。阿弥陀経を根本経典とし経中の臨命終時の言葉を宗の名とした。

 

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