龍頭山善福寺 


 寺社の種類:浄土真宗本願寺派
 創建の時期:了源上人
 所在地:神奈川県中郡大磯町高麗1丁目7-7
 訪問日:2015年6月5日

 

親鸞聖人の高弟である関東六老僧の一人、平塚入道了源上人(伊東四郎祐光)が創建した真言宗のお寺です。

善福寺の石柱
了源上人坐像の案内板
阿弥陀如来像の案内板
善福寺の石柱

伊東祐光は伊豆の押領使、伊東祐親の孫にあたり、仇討ちで有名な曽我兄弟とは従兄弟の関係になります。

境内の凝灰質の小さな岩山一面に横穴墓があります。奈良から平安時代の墳墓で13基が確認されています。

親鸞聖人像
小さな岩山に横穴式古墳
境内の庫裏

案内板によると本尊の木造阿弥陀如来立像は神奈川県の重要文化財に、また了源上人と伝えられる坐像は国指定重要文化財に指定されています。

 浄土真宗本願寺派(じょうどしんしゅうほんがんじは)(浄土真宗西本願寺派)

日本仏教の一宗派。浄土真宗の宗派の1つで本願寺(西本願寺)を本山とする。浄土真宗は第12世准如の時、長兄教如が徳川家康の援助で東本願寺を建てたため本願寺は東西両本願寺に分かれた。1981年6月、東本願寺派を真宗大谷派、西本願寺派を真宗本願寺派と改めた。

 

 阿弥陀如来(あみだにょらい)

大乗仏教の仏。西方の極楽浄土の教主で生あるものすべてをすくう仏様。念仏により浄土に往生できるという阿弥陀信仰が鎌倉時代にさかんになり、浄土宗浄土真宗時宗などの浄土教宗派が成立した。

阿弥陀如来像は質素な形で如来の通相と呼ばれる姿をしています。小指を除く三指と親指で輪にした九品来迎印(くぼんらいごういん)を結んでいるのが特徴です。

 

 浄土宗(じょうどしゅう)

法然上人を宗祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の聖典とするが、観無量寿経を重視して専修念仏によって極楽浄土への往生を宗旨とする。総本山は京都の知恩院。

 

 浄土真宗(じょうどしんしゅう)

法然上人の弟子の親鸞上人を開祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の経典とするが、特に無量寿経により阿弥陀仏の本願の信心を重視し、称名念仏は仏恩報謝の行であるとするのを宗旨とする。門徒宗、一向宗とも呼ばれます。

 

 時宗(じしゅう)遊行宗(ゆぎょうしゅう)

日本仏教の一宗派。念仏系の宗派で1276年一遍(いっぺん)が開いた。阿弥陀経を根本経典とし経中の臨命終時の言葉を宗の名とした。

 

 訪問者数 今月:11件
 Back