葉山町にある臨済宗のお寺です。小さな川に面して建つ鐘門から境内に入るとひっそりとした本堂が建っています。鎌倉時代の御家人、長江太郎義景の菩提寺として室町時代に創建された古刹です。
近くの殿ヶ谷に長江太郎義景の居館址がありました。長江氏は鎌倉氏の一族で義景は鎌倉権五郎景政の孫にあたります。
足利氏が京都に開いた幕府。1336年足利尊氏の建武式目制定をもって創始された武家政権。鎌倉幕府の制度・機構をほぼ継承して発足し、南北朝合体によって全国統一政権となった。しかし守護領国制の発展による地方分権化に対抗しえず、特に応仁の乱以降は、群雄割拠の戦国時代と化し1573年一五代義昭が織田信長に追放され滅亡。