大洗磯前神社 


 寺社の種類:式内社(名神大)、旧国幣中社、別表神社
 創建の時期:斉衡3年(856年)
 主祭神:大己貴命
 社殿の様式:一間社流造茅葺
 所在地:茨城県東茨城郡大洗町磯浜町6890
 訪問日:2014年9月13日

 

鹿島灘に面した丘の上に鎮座する神社です。海岸の磯の小島に神磯鳥居が立っていることでも知られています。

二の鳥居から登って来る石段
参道の石灯篭
神門は震災の復興工事
御手水場
拝殿もキャンバスに覆われ
拝殿の内部
拝殿の脇に奉納樽
社務所

日本海軍の軽巡洋艦那珂の忠魂碑があることから「艦コレ」などネットの中でも有名になり境内には大きな絵馬が奉納されています。

軽巡那珂忠魂碑
軽巡那珂忠魂碑
境内の案内板
神社に奉納された船の錨
神社に奉納された船の錨
駐車場わきにある烏帽子岩

東日本大震災では那珂市内でも数メートルの津波が押し寄せ、神社の隋神門や拝殿、本殿も被害にあったようです。震災の復興と鎮座1160年記念事業として参集殿などの建築が行われているようで神門や拝殿は白いキャンバスに覆われていました。

 大国主命(おおくにぬしのみこと)大己貴命・大穴牟遅神(おおなむちのみこと)

出雲神話の神。素戔嗚尊(すさのおのみこと)の子または孫です。少彦名神(すくなびこなのかみ)とともに、中つ国の経営を行っましたが、天照大神(あまてらすおおみかみ)の使者が来ると国土を献上してみずからは隠退しました。

大黒天と同一視されるようにもなりました。因幡(いなば)の白兎の神話は唱歌にも歌われています。

 

 流造(ながれづくり)

神社建築様式の一つ。屋根の前のほうが長く伸びて向拝をおおい、庇と母屋が同じ流れで葺いてあるのでこの名がある。

正面の柱が2本であれば一間社流造、柱が4本であれば三間社流造という。奈良時代末~平安時代に成立し広く各地に流布しました。

 

 素戔嗚尊・須佐之男命(すさのうのみこと)

日本神話に登場する神で出雲神話の祖神とされています。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)の子で天照大神の弟とされています。

高天ヶ原で多くの乱暴を行ったことで天照大神が怒り天の岩戸にこもり、高天ヶ原から追放されました。出雲に下り八岐大蛇を退治し奇稲田姫命(くしなだひめ)を救ったとされています。

 

 天照大神、天照大御神(あまてらすおおかみ)大日女尊(おおひるめのみこと)・大日霊貴神(おおひるめのむちのかみ)

日本神話で高天原(たかまがはら)の主神。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の娘。太陽神であり皇室の祖神として伊勢神宮の内宮に祭られています。

素戔嗚尊(すさのおのみこと)の乱暴に天の岩戸にこもり国中が暗闇になったという岩戸神話や孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を葦原中国に降臨させた天孫降臨の神話が知られています。

 

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