横浜市戸塚区平戸にある臨済宗円覚寺派のお寺です。創建の年代は不詳ですが新編相模国風土記によると開山は建長寺の養谷と言います。中興開祖は円覚寺102世大雅省音和尚で、一説には大雅省音和尚を開山として応永8年(1401年)の創建とも伝えています。
国道1号線から石段を登ると寶所在近の扁額を掲げたコンクリート造りの本堂が建っています。寶所在近は法華経の化城喩品(けじょうゆぼん)の中の喩え話に由来する言葉と言います。
近くに建つ子母美薬師堂は行基が彫ったとされる子母美薬師瑠璃光如来を祀るお堂です。この薬師像は旧東海道一里塚に安置されていたもので慶安3年(1605年)この地に移設されたと言います。