知足山龍華寺(ちそくざん りゅうげじ) 


 寺社の種類:真言宗御室派
 創建の時期:明応8年(1499年)
 本尊:大日如来
 所在地:神奈川県横浜市金沢区洲崎町9
 訪問日:2014年2月7日、2022年1月30日

 

源頼朝が瀬戸神社を建立した後、文覚上人と共に瀬戸神社の別当寺として六浦山中に建てた浄願寺が始まりと言われています。

文明年間(1469~1486)法印融辨の代には光徳寺を兼帯したものの、戦乱により両寺とも罹災、その後戦乱によりら際しましたが明応8年(1499年)に法印融辨が中務丞資方篤信の助力を得、両寺を合併、後土御門院の勅命により知足山龍華寺と号して建立したといいます。

知足の山名は「吾唯足知」から名付けられたもでしょう。龍安寺の知足の手水鉢など禅寺の庭園などで見かけます。

貴重な宝物も多く旧本尊弥勒菩薩坐像(室町時代)のほか、脱活乾漆造菩薩坐像(天平時代)、木造阿弥陀如来坐像(平安時代)、地蔵菩薩坐像、木造龍頭(室町時代)が横浜市指定文化財となっています。

天文10年(1541年)の銘がある梵鐘は鎌倉時代後期の作とされ神奈川県の重要文化財に指定されえています。

境内は紅梅や白梅が今を盛りの咲き誇っています。また牡丹の咲く寺としても知られていますがまだ芽ぶきにも早いようでした。

 

 訪問日:2014年2月7日

参道の石柱
参道のクロマツ
木造地蔵菩薩の案内板
参道の先に山門
山門の脇に地蔵堂
茅葺屋根の鐘楼
梵鐘の案内板
真っ赤な不動堂
境内には弘法大師
境内の御手水
境内のクロマツ
本堂の前に聖観音像
白梅の先に本堂
龍華寺の扁額
文化財の案内板
太子堂

 

 訪問日:2022年1月30日

龍華寺の石柱
木像地蔵菩薩の案内板
横浜金沢七福神の大黒天
龍華寺の山門
茅葺の鐘楼
境内に不動明王堂
重要文化財の梵鐘
手水鉢
厄除け観音
子育て観音
龍華寺の本堂
文化財の案内板

 

関連記録・コース

 真言宗御室派(しんごんしゅうおむろは)

日本仏教の一宗派。真言系の宗派で古義真言宗に属する。宗祖は空海で派祖は宇多天皇(寛平法皇)、総本山は仁和寺。

 

 大日如来(だいにちにょらい)

真言密教の教主。諸仏、諸菩薩の根元をなす理智体で宇宙の実相を仏格化した根本仏とされる。智徳の表現が金剛界大日、理徳の表現が胎蔵界大日とされ、天台宗では大日如来釈迦如来は法身、応身で同体とし、真言宗では釈迦如来は顕教の教主とみて異体とする。

 

 新四国東国八十八ヵ所霊場

川崎市・横浜市・鎌倉郡域にある弘法大師八十八ヵ所を巡る霊場です。

1番 金剛山平間寺、2番 瑠璃光山真福寺、3番 大嶋山真観寺、4番 明王山成就院、5番 金澤山圓能院、6番 円明山延命寺、7番 瑠璃光山無量寺、8番 西光山東福寺、9番 龍宿山西明寺、10番 光明山金剛寺、11番 薬王山東漸寺、12番 愛宕山宝蔵院、13番 摩尼山長松寺、14番 子生山東福寺、15番 生麦山龍泉寺、16番 遍照院、17番 医光山薬王寺、18番 海運山能満寺、19番 平尾山東光寺、20番 神鏡山金蔵院、21番 洲崎山普門寺、22番 海浦山吉祥寺、23番 妙義山歓成院、24番 八幡山観音寺、25番 瑞雲山三会寺、26番 在田山香象院、27番 医王山遍照寺、28番 大仙寺、29番 羯摩山圓福寺、30番 金岸山安楽寺、31番 法亀山願成寺、32番 医王山東光寺、33番 東光山蓮華院、34番 東医山薬王寺、35番 福智山普門院、36番 光明山東福寺、37番 日明山大聖院、38番 成田山延命院、39番 大慈山玉泉寺、40番 海龍山増徳院、41番 東漸寺、42番 地福寺、43番 佛海山天徳寺、44番 醫王山多聞院、45番 東光山千蔵寺、46番 間門山東福院、47番 根岸山大聖院、48番 海向山金蔵院、49番 禪馬山真照寺、50番 瀧頭山密蔵院、51番 泉久山海照寺、52番 明王山宝積寺、53番 青龍山宝生寺、54番 妙法山弘誓院、55番 南龍山無量寺、56番 松吟山大光寺、57番 十輪山西光院、58番 西向山乗蓮寺、59番 引越山定光寺、60番 瑞応山弘明寺、61番 慈雲山吉祥寺、62番 雨寶山萬福寺、63番 大岡山真光寺、64番 瑠璃山金剛院、65番 千手院、66番 自性院、67番 福聚院、68番 光明寺、69番 徳恩寺、70番 東樹院、71番 花翁山慶珊寺、72番 知福山宝珠院、73番 海照山持明院、74番 三療山薬王寺、75番 金澤山称名寺、76番 宝蔵院、77番 染王寺、78番 知足山龍華寺、79番 東昌寺、80番 延命寺、81番 補陀洛寺、82番 浄光明寺、83番 成就院、84番 満福寺、85番 浄泉寺、86番 宝善院、87番 密蔵寺、88番 青蓮寺

 

 横浜金沢七福神

横浜金沢観光協会の主催により平成17年の1月からスタートした七福神めぐり。

富岡八幡宮(蛭子尊)、長昌寺(布袋尊)、龍華寺(大黒天)、瀬戸神社(弁財天)、正法院(福禄寿)、寶蔵院(寿老人)、伝心寺(毘沙門天)

 

 源頼朝(みなもとよりとも)

1147~1199年 鎌倉幕府初代将軍。義朝の三男。平治の乱のち伊豆蛭ヶ小島に配流される。1180年以仁王もちひとおうの平氏追討の令旨に応じ挙兵。石橋山の戦いに敗れ安房に逃げたが東国武士の来援を得て関東を制し鎌倉にはいって根拠地とした。平維盛の追討軍を富士川に破り弟の範頼・義経を西上させ、85年壇ノ浦で平氏を討滅し全国を平定。全国に守護・地頭を設置、武家政治の基礎を確立。

 

 弥勒菩薩(みろくぼさつ)

釈迦の入滅から56億7000万年後の未来の世に仏となってこの世にくだり、衆生を救済するという菩薩

 

 阿弥陀如来(あみだにょらい)

大乗仏教の仏。西方の極楽浄土の教主で生あるものすべてをすくう仏様。念仏により浄土に往生できるという阿弥陀信仰が鎌倉時代にさかんになり、浄土宗浄土真宗時宗などの浄土教宗派が成立した。

阿弥陀如来像は質素な形で如来の通相と呼ばれる姿をしています。小指を除く三指と親指で輪にした九品来迎印(くぼんらいごういん)を結んでいるのが特徴です。

 

 地蔵菩薩(じぞうぼさつ)

釈迦の入滅後から弥勒菩薩が世に現れるまでの間、無仏の世に住み六道の衆生を教え導くことを誓いとした菩薩。慈愛に満ちた円満柔和な僧形で、多くは右手に錫杖、左手に宝珠を持つ。

 

 大日如来(だいにちにょらい)

真言密教の教主。諸仏、諸菩薩の根元をなす理智体で宇宙の実相を仏格化した根本仏とされる。智徳の表現が金剛界大日、理徳の表現が胎蔵界大日とされ、天台宗では大日如来釈迦如来は法身、応身で同体とし、真言宗では釈迦如来は顕教の教主とみて異体とする。

 

 釈迦(しゃか)釈迦如来(しゃかにょらい)

仏教の開祖。世界4聖の一人。ネパール南部の釈迦族の王子として紀元前6から前5世紀に生まれる。苦行ののち悟りをひらきインド各地で布教して80歳で没したとされる。

はじめは実在の釈迦をさしたが入滅後、超人化・神格化されて信仰・崇拝の対象となる。日本には6世紀、百済からその教えがつたわった。

 

 釈迦(しゃか)釈迦如来(しゃかにょらい)

仏教の開祖。世界4聖の一人。ネパール南部の釈迦族の王子として紀元前6から前5世紀に生まれる。苦行ののち悟りをひらきインド各地で布教して80歳で没したとされる。

はじめは実在の釈迦をさしたが入滅後、超人化・神格化されて信仰・崇拝の対象となる。日本には6世紀、百済からその教えがつたわった。

 

 平治の乱(へいじのらん)

保元の乱(ほげんのらん)の後、平治1年(1159年)12月、京都に勃発した内乱。後白河上皇の近臣間の暗闘が源平武士団の対立に結びつき、藤原信頼・源義朝による上皇幽閉、藤原通憲(信西)殺害という事件に発展した。しかし平清盛の計略によって上皇は脱出し、激しい合戦のすえ源氏方は敗北した。これ以後、平氏の政権が成立した。

 

 釈迦(しゃか)釈迦如来(しゃかにょらい)

仏教の開祖。世界4聖の一人。ネパール南部の釈迦族の王子として紀元前6から前5世紀に生まれる。苦行ののち悟りをひらきインド各地で布教して80歳で没したとされる。

はじめは実在の釈迦をさしたが入滅後、超人化・神格化されて信仰・崇拝の対象となる。日本には6世紀、百済からその教えがつたわった。

 

 浄土宗(じょうどしゅう)

法然上人を宗祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の聖典とするが、観無量寿経を重視して専修念仏によって極楽浄土への往生を宗旨とする。総本山は京都の知恩院。

 

 浄土真宗(じょうどしんしゅう)

法然上人の弟子の親鸞上人を開祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の経典とするが、特に無量寿経により阿弥陀仏の本願の信心を重視し、称名念仏は仏恩報謝の行であるとするのを宗旨とする。門徒宗、一向宗とも呼ばれます。

 

 時宗(じしゅう)遊行宗(ゆぎょうしゅう)

日本仏教の一宗派。念仏系の宗派で1276年一遍(いっぺん)が開いた。阿弥陀経を根本経典とし経中の臨命終時の言葉を宗の名とした。

 

 釈迦(しゃか)釈迦如来(しゃかにょらい)

仏教の開祖。世界4聖の一人。ネパール南部の釈迦族の王子として紀元前6から前5世紀に生まれる。苦行ののち悟りをひらきインド各地で布教して80歳で没したとされる。

はじめは実在の釈迦をさしたが入滅後、超人化・神格化されて信仰・崇拝の対象となる。日本には6世紀、百済からその教えがつたわった。

 

 弥勒菩薩(みろくぼさつ)

釈迦の入滅から56億7000万年後の未来の世に仏となってこの世にくだり、衆生を救済するという菩薩

 

 錫杖(しゃくじょう)

僧侶や修験者が持ち歩く杖。頭部は塔婆形で数個の環がかけてあり、振ったり地面を強く突いたりして鳴らす。

 

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