冨塚山親縁寺 


 寺社の種類:時宗の寺院
 創建の時期:元応元年(1319年)、呑海が創建と伝えられる
 本尊:阿弥陀三尊
 所在地:神奈川県横浜市戸塚区戸塚町461
 訪問日:2014年1月5日

 

戸塚市内に新たに設けられた戸塚七福神の一つで福禄寿を祀るお寺です。

親縁寺の山門
山門には富塚山の扁額
参道には雪囲いのぼたん
本堂には双林院の扁額
本尊は阿弥陀如来
境内の地蔵堂

旧東海道から脇道に入った所にある時宗のお寺で平家物語にも登場する俣野五郎の曾孫、呑海が建立したと伝えられています。本尊は鎌倉後期の阿弥陀三尊、鎌倉の来迎寺にあったものが戦火を逃れここに移されたと言います。

廊下には釈迦十大弟子の像
鐘突き堂の前に花塚
赤い涎かけのお地蔵さん
日限地蔵を祀る地蔵堂

本堂から地蔵堂へと続く回廊にはお釈迦さまを挟んで十大弟子の像が祀られています。

十大子弟は経典により異なるようですが智慧第一の舎利弗(しゃりほつ)、神通第一の摩訶目けん連(まかもっけんれん) 、頭陀第一の摩訶迦葉(まかかしょう) 、解空第一の須菩提(しゅぼだい) 、説法第一の富楼那弥多羅尼子(ふるなみたらにし)、論議第一の摩訶迦旃延(まかかせんねん)、天眼第一の阿那律(あなりつ)、持律第一の優波離(うぱり) 、密行第一の羅ご羅(らごら) 、多聞第一の阿難陀(あなんだ)。般若心経にも登場する舎利子は舎利弗のことと言います。

筆塚
水子地蔵
境内に熊野社
熊野証誠殿の扁額

鐘突き堂の前には花塚があります。正月とあってか鐘突き堂にも大きな花が活けられていました。

境内の片隅には熊野権現の社が祀られています。神仏混合の歴史はこの境内にも残っているようです。

関連記録・コース

 時宗(じしゅう)遊行宗(ゆぎょうしゅう)

日本仏教の一宗派。念仏系の宗派で1276年一遍(いっぺん)が開いた。阿弥陀経を根本経典とし経中の臨命終時の言葉を宗の名とした。

 

 戸塚宿七福神・戸塚七福神

横浜市戸塚区の八ヶ所の寺院に祀られている七福神を巡礼する札所巡り。平成26年(2014年)に開始された。

妙秀寺(弁財天)、寳蔵院(毘沙門天)、来迎寺(寿老人)、雲林寺(恵比寿)、清源院(毘沙門天)、高松寺(大黒天)、海藏院(布袋尊)、親縁寺(福禄寿)

 

 時宗(じしゅう)遊行宗(ゆぎょうしゅう)

日本仏教の一宗派。念仏系の宗派で1276年一遍(いっぺん)が開いた。阿弥陀経を根本経典とし経中の臨命終時の言葉を宗の名とした。

 

 一遍(いっぺん)・遊行上人(ゆぎょうしょうにん)・円照大師(えんしょうだいし)

鎌倉中期の僧。1239~1289年。時宗(じしゅう)の開祖。延暦寺に入り太宰府で法然の孫弟子聖達に浄土教を学ぶ。他力念仏を唱え衆生済度のため、民衆に踊り念仏を勧め全国を遊行した。

 

 阿弥陀如来(あみだにょらい)

大乗仏教の仏。西方の極楽浄土の教主で生あるものすべてをすくう仏様。念仏により浄土に往生できるという阿弥陀信仰が鎌倉時代にさかんになり、浄土宗、浄土真宗、時宗などの浄土教宗派が成立した。

阿弥陀如来像は質素な形で如来の通相と呼ばれる姿をしています。小指を除く三指と親指で輪にした九品来迎印(くぼんらいごういん)を結んでいるのが特徴です。

 

 観音菩薩(かんのんぼさつ)観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)

世の人々の音声を観じてその苦悩から救済する菩薩。人々の姿に応じて大慈悲を行ずるところから千変万化の相となるといいその姿は六観音・三十三観音などに表される。勢至菩薩とともに阿弥陀仏の脇侍となる。化仏のついた宝冠をかぶり、天衣、裙(くん)を着け、瓔珞、鐶釧(かんせん)で身を飾り蓮華を手にして蓮華座の上に立像または坐像の姿で表現される。

 

 勢至菩薩(せいしぼさつ)

知恵の光で生あるものすべてをすくうという菩薩。阿弥陀三尊のひとつ。観世音菩薩とともに阿弥陀如来の脇侍となる。姿は観世音菩薩とほとんどおなじで冠に宝瓶をのせている。

 

 一遍(いっぺん)・遊行上人(ゆぎょうしょうにん)・円照大師(えんしょうだいし)

鎌倉中期の僧。1239~1289年。時宗(じしゅう)の開祖。延暦寺に入り太宰府で法然の孫弟子聖達に浄土教を学ぶ。他力念仏を唱え衆生済度のため、民衆に踊り念仏を勧め全国を遊行した。

 

 阿弥陀如来(あみだにょらい)

大乗仏教の仏。西方の極楽浄土の教主で生あるものすべてをすくう仏様。念仏により浄土に往生できるという阿弥陀信仰が鎌倉時代にさかんになり、浄土宗、浄土真宗、時宗などの浄土教宗派が成立した。

阿弥陀如来像は質素な形で如来の通相と呼ばれる姿をしています。小指を除く三指と親指で輪にした九品来迎印(くぼんらいごういん)を結んでいるのが特徴です。

 

 観音菩薩(かんのんぼさつ)観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)

世の人々の音声を観じてその苦悩から救済する菩薩。人々の姿に応じて大慈悲を行ずるところから千変万化の相となるといいその姿は六観音・三十三観音などに表される。勢至菩薩とともに阿弥陀仏の脇侍となる。化仏のついた宝冠をかぶり、天衣、裙(くん)を着け、瓔珞、鐶釧(かんせん)で身を飾り蓮華を手にして蓮華座の上に立像または坐像の姿で表現される。

 

 勢至菩薩(せいしぼさつ)

知恵の光で生あるものすべてをすくうという菩薩。阿弥陀三尊のひとつ。観世音菩薩とともに阿弥陀如来の脇侍となる。姿は観世音菩薩とほとんどおなじで冠に宝瓶をのせている。

 

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