矢倉沢往還二つ塚~古い庚申塚と石碑~ 


 観光地の種類:史跡
 所在地:神奈川県秦野市萩が丘9
 訪問日:2013年12月24日

 

矢倉沢往還は江戸赤坂門から足柄峠を経て沼津宿へと結ぶ街道です。律令時代には足柄道として整備されていました。延暦噴火(800-802年)により一時通行が困難になり鎌倉時代には湯坂道が東海道の本道となりました。

江戸時代には大山への参詣道としても賑わったと言います。

矢倉沢往還の案内板
二つ塚の道標
庚申塚と地神塚
富士浅間神社の石碑

渋沢の市街に矢倉沢往還二つ塚の案内板とともに古い庚申塔地神塔が並んでいます。

関連記録・コース

 庚申塔(こうしんとう)、庚申塚(こうしんづか)

庚申待ち供養塔、主神として青面金剛のほか猿田彦大神帝釈天大日如来像が彫られるもの、庚申塔、青面金剛、猿田彦大神などの文字が彫られるものがある。

三猿や鶏、邪鬼、日月などが併せて彫られることが多い。

 

 地神塔(じがみとう)

田畑のほとりや宅地内の一隅などに祀まつられる神。土地の神・屋敷の神とする所が多い。

 

 青面金剛(しゅうめんこんごう)

密教で鬼病を流行させる鬼神。日本では庚申信仰に取り入れられ、庚申待まちの本尊となる。 体は青色で二本、四本または六本の腕があり、弓矢宝剣を握り、頭髪はさか立ち体に蛇をまとい足に鬼を踏んでいる。

 

 猿田彦神(さるたひこのかみ)

日本神話に登場する神。天孫降臨に登場する神で、天照大神に遣わされた瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を道案内した国津神です。伊勢国五十鈴川のほとりに鎮座したとされ、中世には庚申信仰や道祖神と結びつきました。

 

 帝釈天(たいしゃくてん)

仏教の守護神。インドのベーダ神話のインドラ神が仏教に取り入れられたもの。十二天の一で東方を守る。須弥山頂の?利天(とうりてん)の主で喜見城に住む。

 

 大日如来(だいにちにょらい)

真言密教の教主。諸仏、諸菩薩の根元をなす理智体で宇宙の実相を仏格化した根本仏とされる。智徳の表現が金剛界大日、理徳の表現が胎蔵界大日とされ、天台宗では大日如来と釈迦如来は法身、応身で同体とし、真言宗では釈迦如来は顕教の教主とみて異体とする。

 

TAG:渋沢丘陵 2013年12月24日
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