赤城神社(大洞赤城神社) 


 寺社の種類:神社・式内社(名神大社)論社、上野国二宮論社
 創建の時期:825年(天長2年)
 主祭神:赤城大明神、大国主命磐筒男神、磐筒女神、経津主神豊城入彦命
 社殿の様式:-
 所在地:群馬県前橋市富士見町赤城山4-2
 訪問日:2013年5月2日、2010年11月20日

 

関東地方を中心として全国に約300社ある赤城神社の本宮と推測されるうちの一社です。上野国二ノ宮の論社はとしては三夜沢赤城神社、二宮赤城神社があります。これらを区別するため大洞赤城神社とも呼ばれています。

赤城山の大沼に突き出した小鳥ヶ島に祀られた神社は昭和45年(1970年)に再建されたもので、朱塗りの拝殿が参道の先に祀られていました。前回、ここを訪れた時は東日本大震災のあとでしたが、その時崩れていた石燈籠もすでに修復されていました。

 2013年5月2日 訪問

小鳥ヶ島へと渡る橋の下にはたくさんの鯉が泳いでいます。ここでは願かけののため大沼に鯉を奉納するという信仰が古くからおこなわれていたようで、餌を求め群がるようにたくさんの鯉が泳ぎ回っていました。

赤城神社の鳥居
赤い灯篭が立ち並ぶ参道
地震で壊れた石燈籠は修復されていた
赤城神社の大きな拝殿

 

 2010年11月20日 訪問

ここを訪れたのは長七郎山と地蔵岳に登った帰り道です。湖畔の駐車場に車を停め真っ赤な橋を渡り社殿に参拝しました。社殿には参拝客のほか、黒檜山から下ってきたハイカーの一団も参拝していました。

大沼を渡る朱塗りの橋
赤城神社の参道

赤城神社には願かけのため湖にひ鯉を奉納する信仰があるとか、橋の上から湖面を覗き込むとたくさんの鯉が群がっていました。

関連記録・コース

 大国主命(おおくにぬしのみこと)大己貴命・大穴牟遅神(おおなむちのみこと)

出雲神話の神。素戔嗚尊(すさのおのみこと)の子または孫です。少彦名神(すくなびこなのかみ)とともに、中つ国の経営を行っましたが、天照大神(あまてらすおおみかみ)の使者が来ると国土を献上してみずからは隠退しました。

大黒天と同一視されるようにもなりました。因幡(いなば)の白兎の神話は唱歌にも歌われています。

 

 石筒之男神・磐筒男神(いわつつのおかみ)

日本神話に登場する神様。古事記の神産みで伊弉諾命伊弉冉命の死因となった火神加具土命の首を斬ったとき、その剣の先についた血が岩につき化生した三神の一神。

 

 経津主神(ふつぬしのかみ)・斎主神(いわいぬしのかみ)

日本神話の神。日本書紀のみに登場し古事記には登場しない。磐筒男神(いわつつのおのかみ)と磐筒女神の子。香取神宮の祭神です。天孫降臨に先立って出雲に行き大己貴命(おおなむちのみこと)を説いて国土を献上させた。

 

 豊城入彦命・豊木入日子命(とよきいりひこのみこと)

崇神天皇(すじんてんのう)の皇子。東国の上毛野君(かみつけののきみ)・下毛野君(しもつけののきみ)の祖とされる

 

 素戔嗚尊・須佐之男命(すさのうのみこと)

日本神話に登場する神で出雲神話の祖神とされています。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)伊弉冉尊(いざなみのみこと)の子で天照大神の弟とされています。

高天ヶ原で多くの乱暴を行ったことで天照大神が怒り天の岩戸にこもり、高天ヶ原から追放されました。出雲に下り八岐大蛇を退治し奇稲田姫命(くしなだひめ)を救ったとされています。

 

 天照大神、天照大御神(あまてらすおおかみ)大日女尊(おおひるめのみこと)・大日霊貴神(おおひるめのむちのかみ)

日本神話で高天原(たかまがはら)の主神。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の娘。太陽神であり皇室の祖神として伊勢神宮の内宮に祭られています。

素戔嗚尊(すさのおのみこと)の乱暴に天の岩戸にこもり国中が暗闇になったという岩戸神話や孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を葦原中国に降臨させた天孫降臨の神話が知られています。

 

 伊弉諾尊・伊邪那岐命(いざなぎのみこと)

古事記に登場する神、伊弉冉尊(いざなみのみこと)とともに天つ神の命でおのころ島をつくって天降り、国生みと神生みを行った男神です。

黄泉国(よもつくに)の汚穢(けがれ)を禊(みそぎ)した際に、天照大神(あまてらすおおみかみ)、月読尊(つきよみのみこと)、素戔嗚尊(すさのおのみこと)などの神が生まれました。

 

 伊弉冉尊・伊邪那美命(いざなみのみこと)

古事記に登場する神で、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と結婚し、国生みと神生みを行った女神。火神を生んで死に黄泉国(よもつくに)を支配する黄泉大神となりました。

 

 迦具土神(かぐつちのかみ)・火之迦具土神(ほのかぐつちのかみ)火産霊神(ほむすびのかみ)

古事記に登場する神で、伊邪那岐尊伊邪那美命によって生み出された最後の神です。出産時に伊邪那美命の陰部に火傷ができ、これがもとで伊邪那美命は死んでしまいます。怒った伊弉冉尊は十拳剣天之尾羽張(あめのおはばり)で殺してしまします。

迦具土神の血や死体からは多くの神が生まれました。

 

 大国主命(おおくにぬしのみこと)大己貴命・大穴牟遅神(おおなむちのみこと)

出雲神話の神。素戔嗚尊(すさのおのみこと)の子または孫です。少彦名神(すくなびこなのかみ)とともに、中つ国の経営を行っましたが、天照大神(あまてらすおおみかみ)の使者が来ると国土を献上してみずからは隠退しました。

大黒天と同一視されるようにもなりました。因幡(いなば)の白兎の神話は唱歌にも歌われています。

 

 崇神天皇(すいじんてんのう)・御間城入彦五十瓊殖(みまきいりひこいにえ)・御肇国天皇(はつくにしらすすめらみこと)

第10代の天皇(在位:前97年1月13日~前30年12月5日)開化天皇の皇子。記紀によれば四道(しどう)将軍を派遣して大和朝廷の領域を広げ国家の財政制度を確立したという。陵墓は奈良県天理市柳本町の山辺道勾岡上陵。実在が確かな最初の天皇とされされ以前の天皇を欠史八代と言う。

 

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