迦葉山弥勒寺 


 寺社の種類:曹洞宗の寺院
 創建の時期:嘉祥元年(848年)、円仁が創建、康正2年(1456年)に曹洞宗に改宗
 所在地:群馬県沼田市上発知町445
 訪問日:2011年4月24日

 

迦葉山の中腹に鎮座する迦葉山弥勒寺は高尾山薬王院鞍馬寺とともに日本三大天狗の寺に数えられる古刹です。参拝の際には中峯堂から天狗の面を借りて帰ると言うお借り面の習わしがあるお寺です。

県道から一方通行の狭い舗装道路を登って行きます。たどり着いた駐車場には車も少なくこの時期訪れる参拝客は多くありません。

参道を登って行くと本堂
境内にはカラス天狗の石像
境内にはカラス天狗の石像
千手観音の石像
薬師如来の石像
百万燈が奉納される中峯堂

参道を登って行くと本堂です。境内には天狗の寺と言うこともありカラス天狗の石像のほか千手観音薬師如来の石像なども祀られています。

中峯堂に入ると大きな天狗の面が参拝客を見下ろしています。真っ赤なその顔は迫力満点です。

天狗の羽団扇が奉納される中峯堂
見下ろす大きな天狗の面
見下ろす大きな天狗の面
見下ろす大きな天狗の面
お借り面
お返し面

正面にはお借り面と、奉納されたお返し面が祀られていました。お借り面はほかの寺院では見たことのない面白い習わしです。

迦葉山の山頂には中雀門から階段を登って行くことになります。中雀門は回廊の下を階段でくぐるようになっています。

中雀門
迦葉尊堂
開山堂
崩れそうな石塔
木立の中に鐘楼
雪独水の中にミズバショウ

急な階段の上には迦葉尊堂や開山堂などの古いお堂があります。林の中には山頂へと登って行く登山道も続いていました。

 曹洞宗(そうどうしゅう)

禅宗の一派。中国の禅宗第六祖慧能の法系である洞山良价 (807~869年) を祖とする。中国禅宗五家七宗の一つ。鎌倉時代に道元が入宋して伝えた。福井県の永平寺と神奈川県の総持寺とを大本山とする。

 

 円仁(えんにん)慈覚大師(じかくだいし)

平安時代初期の僧。延暦寺第3世座主。天台宗山門派の祖。大同3年(808年)比叡山に登って最澄の弟子となる。838年遣唐使の船に乗って入唐する。死後、貞観8年 (866年)慈覚大師を追諡。

 

 曹洞宗(そうどうしゅう)

禅宗の一派。中国の禅宗第六祖慧能の法系である洞山良价 (807~869年) を祖とする。中国禅宗五家七宗の一つ。鎌倉時代に道元が入宋して伝えた。福井県の永平寺と神奈川県の総持寺とを大本山とする。

 

 釈迦(しゃか)釈迦如来(しゃかにょらい)

仏教の開祖。世界4聖の一人。ネパール南部の釈迦族の王子として紀元前6から前5世紀に生まれる。苦行ののち悟りをひらきインド各地で布教して80歳で没したとされる。

はじめは実在の釈迦をさしたが入滅後、超人化・神格化されて信仰・崇拝の対象となる。日本には6世紀、百済からその教えがつたわった。

 

 道元(どうげん)・承陽大師

鎌倉時代の仏僧。曹洞宗の開祖。内大臣久我通親の子。幼くして比叡山に上ったがその教学に疑問をもち、栄西について禅を学び1223年明全(みょうぜん)とともに入宋した。天童山で如浄の印可を受け1228年帰国した。

 

 瑩山紹瑾(けいざんじょうきん)瑩山禅師(けいざんぜんじ)、常済大師(じょうざいだいし)・弘徳円明国師(こうとくえんめいこくし)・仏慈禅師(しゃくえんえいちょう)

1268~1325年、鎌倉後期の曹洞宗の僧。永平寺の孤雲懐奘(こうんえじょう)について得度、ついで徹通義介に師事しその法を継いだ。能登に総持寺を開き、永平寺とともに曹洞宗の二大本山とした。教団組織の基礎を築き、道元の高祖に対し太祖とよばれる。

 

 千手観音(せんじゅかんのん)・千手千眼観自在菩薩

六観音の一つ。限りない慈悲を表す菩薩で、千の慈悲の眼と千の慈悲の手をそなえ、生ある者を救うという。二七面四二臂の像が一般的。千手千眼観世音。千眼千臂観世音。

 

 薬師如来・薬師瑠璃光如来(やくしにょらい)

東方浄瑠璃世界の教主。人々の病患を救うとともに悟りに導くことを誓った仏で医薬の仏として信仰される。右手に施無畏印(せむいいん)を結び、左手に薬壺(やっこ)を持つ。脇侍に日光菩薩と月光菩薩、眷属として十二神将が配される。

 

 道元(どうげん)・承陽大師

鎌倉時代の仏僧。曹洞宗の開祖。内大臣久我通親の子。幼くして比叡山に上ったがその教学に疑問をもち、栄西について禅を学び1223年明全(みょうぜん)とともに入宋した。天童山で如浄の印可を受け1228年帰国した。

 

 最澄(さいちょう)・伝教大師

平安初期の僧。767~822年。天台宗の開祖。比叡山に入り根本中堂を建立。延暦23年(804年)空海とともに入唐し翌年帰国した。

 

 道元(どうげん)・承陽大師

鎌倉時代の仏僧。曹洞宗の開祖。内大臣久我通親の子。幼くして比叡山に上ったがその教学に疑問をもち、栄西について禅を学び1223年明全(みょうぜん)とともに入宋した。天童山で如浄の印可を受け1228年帰国した。

 

 曹洞宗(そうどうしゅう)

禅宗の一派。中国の禅宗第六祖慧能の法系である洞山良价 (807~869年) を祖とする。中国禅宗五家七宗の一つ。鎌倉時代に道元が入宋して伝えた。福井県の永平寺と神奈川県の総持寺とを大本山とする。

 

 曹洞宗(そうどうしゅう)

禅宗の一派。中国の禅宗第六祖慧能の法系である洞山良价 (807~869年) を祖とする。中国禅宗五家七宗の一つ。鎌倉時代に道元が入宋して伝えた。福井県の永平寺と神奈川県の総持寺とを大本山とする。

 

 道元(どうげん)・承陽大師

鎌倉時代の仏僧。曹洞宗の開祖。内大臣久我通親の子。幼くして比叡山に上ったがその教学に疑問をもち、栄西について禅を学び1223年明全(みょうぜん)とともに入宋した。天童山で如浄の印可を受け1228年帰国した。

 

 六観音(ろくかんのん)

六観音は六道輪廻の思想に基づき、六種の観音が六道に迷う衆生を救うという考えから生まれたもの。地獄道 - 聖観音、餓鬼道 - 千手観音、畜生道 - 馬頭観音、修羅道 - 十一面観音、人道 - 准胝観音、天道 - 如意輪観音とされる。天台系では准胝観音の代わりに不空羂索観音を加えて六観音とする。

 

 訪問者数 今月:3件
 Back