春日山林泉寺 


 寺社の種類:寺院、曹洞宗
 創建の時期:明応6年(1497年)、長尾能景
 本尊:釈迦牟尼仏
 所在地:
 訪問日:2008年8月12日

 

林泉寺は春日山の山腹にある曹洞宗の寺院で、上杉氏の菩提寺として知られています。上杉謙信も7歳で林泉寺に預けられ住職の天室光育から学問を学んだと言います。

林泉寺の総門
林泉寺の山門

参道の先には春日山の扁額を掲げる大きな山門があります。山門の裏には義第一の扁額が、上杉謙信ゆかりの寺と言うことが判るものです。

義第一の扁額が掲げられています
山門の天井には龍の天井絵

禅宗の寺らしい質素な境内には鐘楼や本堂が立ち並んでいます。

鐘楼と本堂
本堂には上杉謙信像

杉木立の中に謙信公墓所がありました。上杉氏が会津に移封になった時、謙信公の墓所は林泉寺と一緒に会津に移ったと言います。しかしここにもまた墓所は残ったのでしょう。

謙信公墓所の石段
上杉謙信公墓所
川中島戦没者の供養塔
供養塔

 釈迦(しゃか)釈迦如来(しゃかにょらい)

仏教の開祖。世界4聖の一人。ネパール南部の釈迦族の王子として紀元前6から前5世紀に生まれる。苦行ののち悟りをひらきインド各地で布教して80歳で没したとされる。

はじめは実在の釈迦をさしたが入滅後、超人化・神格化されて信仰・崇拝の対象となる。日本には6世紀、百済からその教えがつたわった。

 

 曹洞宗(そうどうしゅう)

禅宗の一派。中国の禅宗第六祖慧能の法系である洞山良价 (807~869年) を祖とする。中国禅宗五家七宗の一つ。鎌倉時代に道元が入宋して伝えた。福井県の永平寺と神奈川県の総持寺とを大本山とする。

 

 上杉謙信(うえすぎけんしん)長尾景虎(ながおかげとら)

1530~1578年、戦国時代の武将。越後守護代長尾為景の子。景虎、政虎、輝虎と改名する。越後春日山城にあって北陸地方一帯を領有、小田原北条氏、甲斐武田氏と対抗した。特に武田信玄との川中島の戦いは有名。

 

 道元(どうげん)・承陽大師

鎌倉時代の仏僧。曹洞宗の開祖。内大臣久我通親の子。幼くして比叡山に上ったがその教学に疑問をもち、栄西について禅を学び1223年明全(みょうぜん)とともに入宋した。天童山で如浄の印可を受け1228年帰国した。

 

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