西国観音霊場12番 岩間山正法寺(いわまさん しょうほうじ)(岩間寺) 


 寺社の種類:真言宗醍醐派のお寺
 創建の時期:養老6年(722年)、開基:泰澄大師
 本尊:千手観世音菩薩
 所在地:滋賀県大津市石山寺
 訪問日:2006年10月22日

 

たどり着いた岩間寺は京滋バイパス脇の道をしばらく登ったところにあります。広い駐車場には数台の車が停まっていました。ほとんどは奈良や神戸と言った近郊ナンバーですが湘南の車も1台いました。

岩間寺はボケ封じの観音として、ボケ封じ近畿10観音の一つに数えられたところです。参道脇に建つ観音像の前には10箇所の観音霊場の砂を埋めたと言う仏足跡がありました。この上に立つとボケ封じの御利益があると言います。

ぼけ封じ観音
ぼけ封じ観音
観音像
仁王像
仁王像
大師堂

本堂の脇には小さな池がありました。この池は松尾芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」のモデルとなった池と言います。

不動堂
芭蕉の「古池やかわず飛び込む・・」ゆかりの池
芭蕉直筆と言う句碑
本堂
静かに読経が流れる本堂
本堂にはたくさんの奉納額
本堂
泰澄和尚が仏像を刻んだと言う霊木

本堂から右手の道をしばらく進むとびわ湖を一望できると言う奥宮神社があります。しかし霞と木々の梢に邪魔をされ瀬田の河口や近江大橋が霞んでいるだけでした。

小さなお堂の奥には夫婦桂の木
奥宮神社
参道が登ってきます
琵琶湖が眺められると言うが秋霞の中

 

関連記録・コース

 真言宗醍醐派(しんごんしゅうだいごは)

真言宗の一派。古義真言宗に属する。総本山は醍醐寺。修験道の一派、当山派の中心でもある。

 

 西国三十三観音霊場・西国三十三ヶ所

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 松尾芭蕉(まつおばしょう)

1644~1694年、江戸中期の俳人。伊賀生。北村季吟に貞門派を学び、江戸に下って談林派の感化を受ける。のち数度の旅を通して俳諧に高い文芸性を加えた蕉風を確立する。紀行に「野ざらし紀行」「笈(おい)の小文」「更科紀行」「奥の細道」、日記に「嵯峨日記」など。

 

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