西国観音霊場10番 明星山三室戸寺(みょうじょうざん みむろとじ) 


 寺社の種類:本山修験宗のお寺
 創建の時期:宝亀元年(770年)、開基:行表和尚
 所在地:京都府宇治市莵道滋賀谷21
 訪問日:2006年10月20日

 

宇治川を渡ってしばらく走ると目指す三室戸寺があります。三室戸寺はあじさいの咲く寺として有名なところです。朱塗りの山門をくぐると右手にアジサイの咲く園地があります。花に時期にはたくさんの観光客で賑わうこの寺も、この時期は閑散としています。

急な階段を登って行くと本堂
納経所の前に芭蕉の歌碑
たくさんのハスの鉢が置かれています
たくさんのハスの鉢が置かれています

急な石段を登って行くと本堂の建つ広場です。ここにはハスやスイレンなどを生けた大きな鉢が並べられていました。花の時期にはこの鉢も見応えがありそうです。

千手観音の扁額を掲げる本堂
本堂
千手観音を祭る本堂
奉納額を掲げる本堂

本堂の前には宝勝牛という石像があります。口の中には小さな玉があり、この玉をまわし観音像に触るとご利益があるとか。

宝勝牛の玉を回すとご利益があるとか
本堂
木立の中に三重塔
本堂
境内に祀られた十八神社
境内から見下ろす本堂
枯山水の石庭
池を配した日本庭園

本堂に参拝の後、参道脇の日本庭園を散策しました。そろそろ始まりかけた紅葉を水面に映す池にはたくさんの鯉が泳いでいました。

関連記録・コース

 千手観音(せんじゅかんのん)・千手千眼観自在菩薩

六観音の一つ。限りない慈悲を表す菩薩で、千の慈悲の眼と千の慈悲の手をそなえ、生ある者を救うという。二七面四二臂の像が一般的。千手千眼観世音。千眼千臂観世音。

 

 西国三十三観音霊場・西国三十三ヶ所

近畿地方を中心に散在する33ケ所の観音霊場。花山法皇の巡礼を創始とすると伝えられる。室町時代から民間人の参拝が増え、江戸時代に盛んとなった。

 

 六観音(ろくかんのん)

六観音は六道輪廻の思想に基づき、六種の観音が六道に迷う衆生を救うという考えから生まれたもの。地獄道 - 聖観音、餓鬼道 - 千手観音、畜生道 - 馬頭観音、修羅道 - 十一面観音、人道 - 准胝観音、天道 - 如意輪観音とされる。天台系では准胝観音の代わりに不空羂索観音を加えて六観音とする。

 

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