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あの頂を越えて

山行記録

~山頂からの展望、出会った花などの記録~

あの頂を越えて

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~山行記録:山頂の展望、出会った花~

 三峯神社・妙法ヶ岳~表参道から登るスノーハイク~ 


標高
三峯神社1,100m、妙法ヶ岳 1,329m
山域
奥秩父
登山日
2020年1月6日(月)、晴れ
歩行時間
行動時間 6:40、歩行時間 4:45
歩行距離
8.4km
標高差
970m
累積標高差
+1270m、-590m
登山口
大輪mapon
交通機関
 往路:自家用車・大輪、 復路:西部バス・三峯神社
登山コース
表参道入口~清浄ノ滝~薬師堂跡~奥宮遥拝所~妙法ヶ岳分岐~妙法ヶ岳(奥宮)~妙法ヶ岳分岐~三峯神社~三峯神社バス停
コースmap
三峯神社・妙法ヶ岳
三峯神社・妙法ヶ岳

 

 コースタイム


表参道入口9:40~清浄ノ滝10:30/35~705m付近10:55/11:00~薬師堂跡11:25/30~奥宮遥拝所12:05/10~大島屋12:15/50~妙法ヶ岳分岐13:15~1275m付近13:35/50~奥宮14:25/55~妙法ヶ岳分岐15:40~三峯神社16:05/20~三峯神社バス停16:20

 

 表参道登山口~三峯神社


山の会の初詣山行は秩父三峰山です。秩父三峰山は妙法ヶ岳(1332m)、白岩山(1921m)、雲取山(2017m)の三山の総称ですが、三峯神社が祀られた頂を指すことが多いようです。

山麓の大輪から三峯神社までは三峰ロープウェイが運行されていましたが、施設老朽化に伴い平成19年(2007年)で廃止されました。今回はかつての表参道をたどり三峯神社、奥宮の妙法ヶ岳への初詣の山行です。

三峯神社は、秩父神社、宝登山神社とともに秩父三社の一社で神仏習合の歴史を今に伝える神社です。表参道の薬師堂や奥宮の妙法ヶ岳などの名前にも神仏習合の匂いが残っているようです。

また三峯神社は神話にも登場する日本武尊が創建したと伝えられるところで、そののち修験道の祖、役小角が修業をし、弘法大師空海が観音像を安置したとされています。

秩父周辺には狼(山犬)信仰が伝えられています。日本武尊の東征の時、雁坂峠で道に迷った日本武尊を白い狼が現れ道案内をしたと語り伝えられています。狼はまた猪や鹿などの害獣から守る力があると言うことから、火防、盗賊除けにご利益があるとして狼の姿の入った神札が広く信者に頒布されていました。三峯神社や武甲山神社、釜伏山神社、御嶽神社の社には狛犬の代わりに狼の石像が祀られています。

三峰山登竜渓の案内板
登竜橋への坂道は凍っています
真っ赤な登竜橋で荒川を渡り
凍りつくような色をした荒川

大輪バス停近くには駐車場が2ケ所あります。その一つ紅屋の駐車場に車を停め荒川に架けられた登竜橋へと下って行きます。三峯神社のロープウェイが廃止になってからは訪れる人も少なくなったようで土産物屋さんもひっそりとしていました。

かつて表参道はを多くの参拝者が歩いていたようで石畳の道にはたくさんの奉納碑が建っています。しばらく登った広く開けた広場はかつてのロープウェイ駅跡です。この付近はシャクナゲが咲くところで、竜門の滝や夫婦滝、神庭鍾乳洞への遊歩道が分かれていました。

参道には奉納碑が立ち並び
石畳の道を登ると山道が始まります
表参道の案内板
小さな沢を渡る橋

ここからは大砥沢沿に登る登山道が始まります。北斜面を登って行く陽の当たらない登山道は、凍ってはいないものの葉を落とした山肌は冬の色に包まれています。登っている人が多いのか登山道は良く整備され危険なところには柵やロープが張られています。崩壊したところには鉄パイプの橋も架かっていました。

昨年の台風では三峯神社へ登って行く観光道路は斜面崩壊などで1月以上通行止めになっていました。しかし表参道では大きな被害もなかったようです。

ジグザグを切りながら登る冬枯れの道
鉄パイプで架けられた橋
橋を渡ると清浄の滝
石祠が祀らてた滝は水行の場

しばらく登ると禊沢に架かる清浄ノ滝であす。二股になって落ちる滝は落差8mとか、滝の傍には鳥居と小さな石祠が祀られています。山道を下ってくる白い胴着の若者は極真会の人、100人ほどが三峯神社で合宿したのちこの滝で寒稽古を行うと言います。滝行などの話は聞くことがありますがこの寒さの中ではかなりの気合が必要なのでしょう。

ここからは明るくなった雑木林の登りです。ジグザグに登る道は思いのほか急な登りで息も弾みそうです。たどり着いた東屋が建つ広場は薬師堂跡です。表参道の登りに疲れた人や病人などの看護も行っていたようで近くには施宿供養塔が建っていました。ここでは寒稽古に下る極真会の人が休憩しています。フランスやイラン人など海外から寒稽古にやってきた人もいました。柔道だけでなく空手もまた海外にも認められた日本の武道となっているのでしょう。

急坂を登った陽だまりで小休止
薬師堂跡の東屋
登山道には施宿供養塔
生活されているような民家

ここからも急な登りが続きます。しばらく登ると古い民家が数件、雨戸は締まっているものの電気も通じているようで生活の匂いもします。三峯神社まで細い林道も続いているようですがなかなか生活も大変なところでしょう。

暗い杉林の中をジグザグに登ると奥宮遥拝所にたどり付きました。青空の下には斜面い雪が見え隠れする妙法ヶ岳の山頂がそびえています。

杉木立の中に点在する民家
遥拝殿から眺める妙法ヶ岳
振り返る表参道
三峯神社の案内板

奥宮遥拝所から僅かに下ると三峯神社の随身門があります。車などで登ってきた参拝客が社殿へと向かっているようですが我々は奥宮へと向かうことにしました。

三峯神社の鳥居
随身門の手前を左に
境内の土産物屋は大島屋さん
名物のわらじカツ丼

舗装道路を左手に進むと土産物屋さん、丁度お昼時ということで秩父名物のわらじカツ丼を食べていくことにします。蓋からはみ出すように盛られたわらじに見立てたカツが2枚、話のタネにはなりそうなボリュームたっぷりのお昼ご飯でした。

 三峯神社~妙法ヶ岳(奥宮)~三峯神社


ここからは雲取山へと続く登山道、暗い杉林の右側は石楠花の群生地です。緩やかに登って行くと登山ポストがあります。かつてゴールデンウィークのとき三峯神社から雲取山に登りましたが、山頂までは10km、6時間ほどの歩程があった記憶が残っています。

登山道わきに大きな山麓亭
杉木立の中を登る道は雲取山の登山道
登山道に山行届ポスト
木立の先に奥宮の岩峰

しばらく登ると奥宮への分岐です。暗い杉林の中を緩やかに登って行く道は稜線を回り込むようにして高度を上げて行きます。三峯神社から妙法ヶ岳を往復したと思われるハイカーが下ってきます。軽装でスニーカーの若者が多く、細いトラバース道は凍結してるため滑って転んだと言っていました。

奥宮への分岐
暗い杉林の中を登って行きます
稜線で軽アイゼンを履きます
凍りついた道は左が切れ落ち

稜線のベンチから奥宮五の鳥居までの北斜面は左手が切れ落ち凍結しています。念のための思いながら持ってきた軽アイゼンを付けました。アイゼンの歯が氷を刻む心地よい音がスノーハイクの雰囲気を感じさせてくれます。

奥宮五の鳥居
岩っぽい道を登って行きます
1329mのピークを回り込み
鉄パイプの階段が整備されています

五の鳥居からは岩場が始まります。1329mのピークを巻くようにして登ると鉄パイプの階段、かつては腐りかけた木の階段があったところです。山頂直下は急な石段と鎖、アイゼンを脱ぎひと登りすると石祠が祀られた奥の院にたどり着きます。狼の石像が守る石祠の周囲には奉納碑が祀られていました。

鉄パイプの階段を下り
山頂直下でアイゼンを脱ぎ
鎖を頼りに岩場を登り
狼の狛犬が守る奥宮

振り返ると霧藻ヶ峰から白岩山、雲取山へと登って行く稜線、左手は長沢背稜の長い稜線、右手には飛竜山や和名倉岳の頂を見付けることができます。その山肌は寒そうな雪景色になっていました。

雪が張り付いた稜線の先は雲取山
山頂に大きな石碑
石祠の先は秩父御岳山
山頂では温かい甘酒

帰りは鎖を下り奥宮五の鳥居へ、再びアイゼンに履き替え狭いトラバース道を下って行きます。車で登ってきたのかこの時間になってもまだ妙法ヶ岳に登ってくる人もいました。

御荷鉾山、赤久縄山の先には白砂山の雪の稜線(onmousで山名表示)
陽が低くなった登山道を下り
舗装道路にたどり着きました

低くなった日を浴びながら三峯神社への道を下って行きます。帰りは三峯神社からバスで大輪まで下ることに、最終バスは4時半なので多少時間があると言うことで三峯神社に参拝しました。随身門を下って行くと本殿へと登る急な石段です。疲れた足にはかなり思いのほかきつい登りでした。

石段を下ると随身門
三峯神社の拝殿に参拝
極彩色の社殿
境内にはたくさんの末摂社

極彩色の本殿に参拝する人は多くありません。でも正月の期間はさぞ多くの人が参拝に訪れたことでしょう。冬の奥秩父、積雪が気になっていましたが思いのほか雪もなく軽い初詣山行としてはお勧めの山行だったようでした。

 

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