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あの頂を越えて

山行記録

~山頂からの展望、出会った花などの記録~

あの頂を越えて

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~山行記録:山頂の展望、出会った花~

 美瑛岳~十勝岳を目の前に眺める古い火山の山~ 


標高
美瑛岳 2,052.3m
山域
北海道
登山日
2010年8月14日(土)
歩行時間
登り4:40、下り3:20、合計8:00
歩行距離
12.7km
標高差
1,221mm
累積標高差
+1,290m、-1,290m
登山口
望岳台mapon
交通機関
 道央道鷹巣ICから55km
登山コース
望岳台登山口~雲ノ平~ポンピ沢~美瑛富士分岐~美瑛岳(往路を戻る)
コースmap
美瑛岳 登山コース
美瑛岳 登山コース

 

Panorama

美瑛岳は十勝連峰の北に位置し、十勝岳に次ぐ第2の標高をもつ山です。古い成層火山で山頂直下には崩壊した大きな火口が口を開けています。初夏から秋にかけては、メアカンキンバイやエゾリンドウなど高山植物の可憐な花々が咲く山としても知られています。

登山道は十勝岳の登山口の一つである望岳台から雲ノ平を越えて行くコースが一般的で、このほか十勝岳から尾根通しに縦走するコースも利用されていますが何れも歩行距離が長いことから7時間以上の行程が必要な山です。

 山名表示をチェックするとパノラマ写真に山名を表示します。


山名表示 ※クリックすると山名を表示・非表示します。
美瑛岳の肩から眺める十勝岳 (Photoshop Elementsで作成)

山名表示 ※クリックすると山名を表示・非表示します。
美瑛岳の山頂から眺める十勝岳 (Photoshop Elementsで作成)

前日、望岳台の駐車場で車中泊です。折からペルセウス流星群が活発になる時期で暗い駐車場も思いのほか多くの車が停まっていました。

山行の記録

 コースタイム詳細

望岳台登山口~(2h00m)~深い枯れ沢~(0h30m)~ポンピ沢~(0h50m)~美瑛富士分岐~(0h40m)~美瑛岳の肩~(0h40m)~美瑛岳~(0h50m)~美瑛富士分岐~(0h40m)~ポンピ沢~(1h50m)~望岳台登山口

 

 望岳台~雲ノ平~ポンピ沢

早朝の駐車場から山頂を目指すことにします。早いパーティは暗いうちに山頂を目指して出発していました。望岳台の石碑が立つ展望台から火山礫に覆われた登山道が緩やかに続いています。道端にはエゾリンドウやシラタマノキの白い実など、山の季節はすでに秋の気配が近付いているようです。岩陰にはエゾシモツケの白い花が咲き残っていました。

白い噴煙を上げる十勝岳を見上げながら広い登山道を登って行きます。やがて目の前に避難小屋の建物が大きくなってくると美瑛岳の分岐点です。ここで道を左に、枯れた沢を渡ると昭和火口の山麓を回り込むように火山礫の斜面を登って行きます。

望岳台
望岳台の先には十勝岳と美瑛岳
美瑛岳分岐
美瑛岳への分岐
雲ノ平
雲ノ平から振り返る富良野岳
深い枯れ沢
深い枯れ沢には固定ロープ

ミヤマアキノキリンソウなどの咲く明るい斜面は雲ノ平と呼ばれるところでハイマツの中にコケモモやイワギキョウ、タルマエソウなどが咲いています。回り込むように登っていく道はポンピ沢手前の枯れ沢に向かって緩やかに下っていきます。まだ厚い雪渓の残る沢は深く土削られたところでこのコースの難所の一つです。5~6mほどある沢の壁には鎖や固定ロープも張られています。

先行していた大きなリュックザックを背負った男女のパーティは何処かの大学生のようで、これから7泊をかけ大雪山を縦走すると言います。7泊、20食分の食料はかなり大荷物のようで、岩壁を登るのにも苦労をしていました。

 ポンピ沢~美瑛富士分岐~美瑛岳

ポンピ沢
ポンピ沢の渡渉
美瑛富士分岐
美瑛富士への分岐

ここから緩やかに下っていくとポンピ沢です。飛び石を頼りに沢を渡渉するところで増水しているときは渡るのも大変そうです。

ポンピ沢を越えると美瑛富士の分岐に向かって急な登りが始まります。岩角、ハイマツの根などにつかまりながら高度を上げて行きます。やがて勾配も緩やかになってくると美瑛富士への分岐点にたどり着きました。

美瑛岳の肩
美瑛岳の肩から眺める十勝岳
美瑛岳山頂
見上げる先に美瑛岳の山頂
火山礫の登山道
火山礫の登山道の先に十勝岳
美瑛岳山頂
美瑛岳の山頂には三角点

分岐点で一休みしたのち、砂礫まじりの急な登りに汗を流します。この斜面はイワギキョウやウサギギクの咲くお花畑ですがすでに夏の花の盛りは過ぎているようです。

たどり着いた大きな岩は山頂の肩で、目の前には巻き上がる雲の下に十勝岳、荒々しく広がる火山礫の岩壁は美瑛岳の爆裂火口です。

美瑛岳の火口壁
火口壁の渕に十勝岳への縦走路
美瑛富士
美瑛岳から見下ろす美瑛富士
美瑛岳山頂
美瑛岳山頂から眺める十勝岳

火口壁の渕を巻くように登って行くと美瑛岳の山頂です。三角点の立つ山頂は深く切れ落ちる火口壁の上で、その渕を十勝岳へと続く縦走路が続いていました。巻き上がる夏雲の下には十勝岳、しばらくすると雲も切れ、振りかえる視界の先に美瑛富士の円錐形の頂、その山裾を回り込むように大雪山へ向かう縦走をが続いていました。

美瑛岳が噴火したのは1万年ほど前のことです。その後、十勝岳の噴火が繰り返され約3千年前にはグランド火口で大規模な噴火が発生、以降も安政や大正に大規模な噴火の歴史が残っています。目に前に広がる荒々しい景色はその歴史を今に語る伝えるところです。

 美瑛岳~望岳台

山頂で昼食をしたのち、車を停めた望岳台に戻ることにします。雲ノ平付近から振り返ると巻き上がる雲の中に美瑛岳の山頂が見え隠れしていました。

振り返る美瑛岳
振りかえる美瑛岳は雲の中
美瑛岳分岐
たどり着いた美瑛岳分岐

美瑛岳は歩行距離もあることから、登山口の望岳台にたどり着くころは足も疲れていました。振りかえると昭和火口付近から下ってくるパーティが米粒のように見えていました。

山で出会った花たち

すでに北海道の山には秋の気配が漂っています。登山道にはエゾリンドウの紫色の花やミヤマアキノキリンソウが咲き始めています。シラタマノキの真っ白い実、コケモモも赤い実を付けていました。道端に目を落とすとミヤマリンドウの紫色の花も見付けることができます。

シロバナリンドウ?
 シロバナリンドウ?

登山道にはまだ夏の山を彩る山も咲いていました。雲ノ平からポンピ沢に向かう砂礫の登山道や美瑛富士分岐から山頂へと向かう砂礫の登山道は高山植物の咲くお花畑になっています。北海道の山でお馴染のタルマエソウやイワギキョウの可憐な花、ウサギギクなども見つけることができました。

 

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