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あの頂を越えて

山行記録

~山頂からの展望、出会った花などの記録~

あの頂を越えて

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~山行記録:山頂の展望、出会った花~

 高鈴山〜日立市の裏手にそびえる展望の山〜 


標高
高鈴山 623.8m、助川山 328.3m
山域
茨城
登山日
2010年4月3日(土)
歩行時間
合計5:40
歩行距離
12.9km
標高差
586m
累積標高差
+774m、-527m
登山口
mapon登山口:日立駅、下山口:御岩神社バス停
交通機関
 常磐道日立中央ICから6km
登山コース
日立駅〜海防城址〜助川山〜高鈴山〜賀毘礼神社〜御岩神社バス停
コースmap
高鈴山 海防城コース
高鈴山 海防城コース
 

高鈴山は日立市の西に小さく頭を持ち上げる山で、花の百名山にはイワウチワの咲く山として選ばれています。頂上には、電波中継塔や雨量観測設備がありますが展望は素晴らしく、奥久慈男体山や八溝山、遠くは那須の山々を見渡すことができます。

九州の山々への山行の疲れもまだ抜け切れていないようですが、山の会の人たちと一緒に高鈴山のハイキングに出かけました。

山行の記録

 コースタイム詳細

日立駅−(0h35m)−海防城址−(0h35m)−電線工場分岐−(0h20m)−助川山−(0h55m)−450m付近 −(0h55m)−高鈴山−(0h35m)−天狗ののぞき下−(0h25m)−賀毘礼神社−(0h20m)−御岩神社バス停

 

 日立駅〜高鈴山

日立駅は日立製作所の城下町で、かっては日立工場、多賀工場、国分工場などを中心に日立発祥の地として賑わった所です。しかし京浜地区に主力が移ったこともあり近年はその賑やかさを失っているようです。

さくら祭りと言う時期、例年では満開の桜のトンネルとなる平和通りも、今年の寒さでまだ蕾も膨らんでいません。それでも屋台や日立風物流などが祭の準備を始めていました。

駅前から市街地を少し登ったところが海防城址公園です。幕末の頃、日本近海に現れるようになったアメリカやロシアの船舶に対し、海防の重要性を認識した水戸藩主徳川斉昭によって築かれたという平山城です。当時の遺構は残っていないようですが公園地なっている城跡には大きな石碑が建っていました。

海防城址公園
海防城址公園
大山祇神社
登山道わきには大山祇神社
電線工場への分岐
電線工場への分岐
助川山
助川山の山頂と三角点

ここで小休止をしたのち、公園の裏手から明るい丘陵に中をたどる緩やかな山道が始めます。まだ本格的な春には少し早いものの、道端にはオオイヌノフグリを始めスミレなど春の花が咲き始めていました。

緩やかに登って行く道は電線工場への分岐に差し掛かります。目の前には谷を越えて続く索道が続いていました。これは日立セメントが採掘した鉱石を運ぶために設置したものとか。索道下を通るハイキングコースには小さなトンネルもありました。

助川山
助川山から見下ろす日立の町
百体観音
百体観音

明るい砂利道をしばらく登って行くと左手は助川山市民の森公園です。遊歩道をたどり助川山の山頂に登ると正面に日立の街並みが開けています。マッチ箱のような街並みの中には日立工場や多賀工場などの工場群、大きなプラントは日立セメントのようです。

日立のシンボルは大煙突。神峰山を訪ねた時、目の前に大きな煙突がそびえていた記憶が残っています。東洋1と言われた大煙突が老朽化で倒壊したのは平成5年(1993年)。我々が神峰山を訪れた時にはすでに煙突は倒壊して1/3ほどの高さになっていたようですが、それでもその高さには目を見張ったものです。市街地の奥には今もその煙突が残っているようです。

助川山からも緩やかな道が続いています。おむすび池を越えると雑木林の中をたどる登山道が始まります。しばらく進んだ雑木林の道端にはショウジョウバカマの群生を楽しむこともできました。

小さな空き地に祀られた石像は金山百体観音。坂東、秩父、西国の三十三観音霊場にちなんだ観音像のようですがすべてがそろってはいないと言います。

上り坂の途中で昼食をとった後、急な坂道を登ると林道をたどるようになります。車の轍が残る広い道は緩やかに山頂を目指して登って行きます。左手から登ってきた車道を合わせたところが四辻です。山頂に建てられたアンテナ工事に利用されたようで、ここから山頂までは舗装された道が続いていました。

四辻
四辻からは舗装道路
高鈴山の山頂
高鈴山の山頂と三角点
高鈴山の山頂
高鈴山の山頂にはアンテナが
レーダー雨量計
山頂にそびえるレーダー雨量計

たどり着いた山頂は広く開けた広場で、周囲にはマイクロウェーブなどアンテナのほかレーダー雨量計の大きな塔が建っていました。この雨量計は北関東の雨量観測を行っているところで、三ツ峠や大楠山にもレーダー雨量計が設置されていると言います。山頂には土に埋もれるように1等三角点。その脇には高鈴山と刻まれた古い石柱もありました。

山頂からは低山にもかかわらず広い展望を楽しむことができます。東側には神峰山。北に目を移すと低い山並みのきららの里の園地。八溝山や奥久慈男体山も見えているようですが春の濁った空の下では何処がどの山かを見定めることは難しいようです。

高鈴山からの展望
高鈴山からの眺める神峰山
御岩山への道標
御岩山への道標
御岩山の岩場
岩場を下って行きます

 高鈴山〜御岩山〜御岩神社〜日立駅

山頂で展望を楽しんだのち御岩山へ向かうことにします。四辻から登ってきた道を右に分け、明るい稜線歩きの道は向陽台を目指して下って行きます。玉簾ノ滝へ向かう道を左に分け暗い林の中を少し下ったところに道標がありました。これに従い左手のふみ跡を登ったところに御岩山の私製の標識がありました。

左手には岩場を下って行くふみ跡もあるのでこれを下って行くことに。トラロープも張られている岩場を下ったところは大きな岩場の脇です。岩登りのゲレンデのようでオーバーハングした岩にはハーケンなども残っています。後でネットを調べるとここは天狗ののぞきの大ハングと呼ばれる岩場とか。岩場の下には天御中主神・高皇産霊神・神皇産霊神の造化三神の石柱が祀られています。古事記や日本書紀に登場するこれらの神は万物を創造する究極の神とか。ここはまた古くからの信仰が今も色濃く残っている山域のようです。

岩場にはイワウチワがピンクの花を付けていました。高鈴山を訪れるハイカーの楽しみの一つが岩場に咲くイワウチワと言いますがこのの群生は今一つ。ネットを調べると御岩山への登山道は隣の尾根を下って行くようで、イワウチワの群生地もその途中にあったようです。

造化三神の石柱
岩場の下には造化三神の石柱
杉林の中を下って
杉林の中を下って林道に下ります
賀毘礼神社
杉林の中の賀毘礼神社
御岩神社
御岩神社の社殿

岩場からも薄いふみ跡が続いています。登ってきた人の話では右手に下って行くと登山道とか。薄いふみ跡をたどると目印のテープ見当たらず道も不明瞭になってきました。下を見ると杉林の中に仕事道。その先には林道も見え隠れしています。登り返すのも少し大変なようなので林道を目指して下って行くことにしました。

ようやくたどり着いた林道を右手に。小さな道標の脇から御岩山へ登って行く登山道があります。低山では良くあることですがとんだ道迷いでした。

暗いスギ林の中には賀毘礼神社があります。鳥居の先の岩にはイワウチワが群生しています。しかし蕾は固く開化にはまだしばらく時間がかかりそうでした。

賀毘礼神社から少し下ったところに御岩神社があります。境内にはシャクナゲなども植えられ、そろそろ大きな蕾が膨らみかけています。ミズバショウやザゼンソウも植えられているようですが帰りのバスの時間も気になるところです。参拝もそこそこにバス停に向かうと、待っていたようににわか雨が降ってきました。

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