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あの頂を越えて

山行記録

~山頂からの展望、出会った花などの記録~

あの頂を越えて

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~山行記録:山頂の展望、出会った花~

 竜爪山〜竜が爪を落としたと伝えられる山〜 


標高
薬師岳 1,051m、文珠岳 1,041m
山域
静岡
登山日
2008年1月19日(土)
歩行時間
合計 5:30
歩行距離
13.1km
標高差
694m
累積標高差
+1,112m、-1,112m
登山口
mapon穂積神社旧道入り口
交通機関
 東名清水ICから16km
登山コース
穂積神社旧道入り口−1:10→穂積神社−0:45→薬師岳−0:20→文珠岳−0:50→750mの道端−2:25→穂積神社旧道入り口
コースmap
竜爪山 登山コース
竜爪山 登山コース

 

今年最初の山行は竜爪山。阿倍川の近くに連なる稜線上の小さな頂で、文殊岳、薬師岳の山名から想像できるように、山岳信仰の修行の場として栄えた山です。山頂直下には古い歴史を持つ稲積神社の社殿が祀られています。社伝によると武田氏の落人望月権兵衛がこの地に住み着いて祭った神社と言います。戦前は「弾除け」のご利益があるとされ、兵隊さんが昼夜を問わず参拝に訪れたと伝えられています。

竜爪山の名前は日本武尊が東征のおり、山で時雨が襲い衣を濡らしたので時雨峰、時雨匝(めぐる)山、「りうそうさん」と言われたとか。また山頂に雲がたなびくと竜が降りてきて誤って木の枝に爪をかけて落としたから竜爪山と呼ぶととも言われています。

山行の記録

 穂積神社旧道入り口〜穂積神社

登山口は平沢バス停から集落の中をしばらく登った所にあります。穂積神社の鳥居が建つ駐車スペースにはすでにたくさんの車が駐車していました。予定では鉄塔コースから文珠岳に登ろうと思っていましたが、途中で出会った地元の人の話によると穂積神社に向かう新道コースのほうがよく整備されているとか。今回は新道コースをたどり山頂を目指すことにしました。

 山名表示をチェックするとパノラマ写真に山名を表示します。


山名表示 ※クリックすると山名を表示・非表示します。
薬師岳の肩から眺める富士山 (PanoramaMakerで合成)

山名表示 ※クリックすると山名を表示・非表示します。
文珠岳から眺める南アルプス南部の山々

登山道は暗い杉林の中を緩やかに登って行きます。木立の間から竜爪山の山頂が見えるものの変化の乏しい道が続いています。二十六丁目で旧道から登って来る道を合わせると明るい雑木林の中を登って行く道になります。数日前に降ったのか登山道にはうっすらと雪の跡が残っていました。

穂積神社の鳥居へと向かう旧道を左に分け、しばらく登ると広い穂積神社の前にたどり着きました。大きな鳥居の傍には小さな女の子を連れた親子連れ、地元のお年寄りのパーティも休息中です。

鳥居が建つ穂積神社旧道コースの入り口
梢の先に竜爪山の山頂が見えます
大きな神殿が建つ穂積神社
薬師岳へは急な階段を登って行きます

 薬師岳〜文珠岳

立派な穂積神社の社殿に参拝したのち薬師岳を目指します。社殿の裏から緩やかに山道を登って行きます。やがて道は杉林の中を登って行く道を左に分け、工事現場の足場のような階段が続く急な坂道を登って行きます。何処までもまっすぐに登って行く階段に息を切らせながら高度を上げて行くと視界が開け、青空の下に富士山がその姿を見せてくれます。先ほど分かれた道を合わせ雪が張り付いた階段を登り詰めると薬師岳の肩。目の前にはまっ白い雪を被った富士山がそびえたっていました。

薬師岳の山頂は暗い杉林の中をしばらく進んだ所にあります。小さな標柱と石像が祀られた山頂からの展望は期待できません。

薬師岳からは一度鞍部に下り、明るい雑木林の中を小さく登り返します。やがて喧騒が近づいてくると文珠岳の山頂。南側が広く開けた山頂にはベンチが置かれ、たくさんのハイカーが食事の最中です。

薬師岳の肩から眺める富士山
杉木立に覆われた薬師岳の山頂
文珠岳の山頂
文珠岳の山頂から眺める相模湾と清水の街並み

沼津方面は杉の木にさえぎられているものの、山頂からは広い展望を楽しむことができます。正面には清水の街並みと長い砂浜が続く三保の松原、相模湾をはさんで霞む山並みは伊豆の天城山。左手には真っ白に雪を被った富士山と愛鷹山がそびえています。

北側の杉林の先には南アルプスの山々が白い雪を被っていました。ここから眺める静岡の山々はまだ足を踏み入れたことのない山域。目の前のを流れる阿倍川の先に幾重にも稜線が重なっています。しかし何処がどの山か俄かには判りません。

 文珠岳〜穂積神社旧道入り口

山頂からは鉄塔コースをたどり、車を停めた穂積神社の鳥居の前に戻ることにします。東海道自然歩道と言う道は暗い杉林の中をジグザグに下って行きます。しばらく下った所が則沢への分岐点。真っ直ぐ下って行く道は牛妻坂下へと下って行く道でややもすると道を間違いそうな小さな分岐です。ここからも暗い杉林の中を下って行きます。途中には崩壊したところもあり荒れた道が続いています。しばらく下ると杉木立の先に鉄塔が見えていますが鉄塔コースへの分岐が見つかりません。

文珠岳から眺める富士山
文珠岳から眺める南アルプス南部の山々
帰り道の途中にあった道白堂
鉄塔コースの入り口

途中、小休止をしながら杉林の中の道を下って行くと小さな沢に飛び出してしまいました。右手の林の中に続く道は旧道コースと言われる道です。ここからは林道を下って行くことにしました。しばらく下ったところには道白和尚が庵を結んだと言う道白堂があります。舗装道路は斜面に続くお茶畑の中を則沢、平山へと下って行きます。平山からは道を左に折れ穂積神社の鳥居へと登り返すことにします。緩やかに登って行く舗装道路ですが疲れ始めた足にはなかなか疲れる登りです。

たどり着いた駐車場の手前には鉄塔コース入口の小さな石積みがありました。消えかけた道標がありますが判った人でなければこの道を利用することは難しいようです。ガイドブックなどでもあまり紹介されていないようで、何れこの道は消えてしまう運命にあるようです。

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