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あの頂を越えて

山行記録

~山頂からの展望、出会った花などの記録~

あの頂を越えて

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~山行記録:山頂の展望、出会った花~

 三瓶山〜親・子と孫の名を持つ火山の山〜 


標高
男三瓶山 1,126.2m、女三瓶山 957m、大平山 854m
山域
中国
登山日
2006年11月5日(日 )
歩行時間
合計 4:45
歩行距離
7.9km
標高差
663m
累積標高差
+890m、-890m
登山口
mapon定めの松
交通機関
 
登山コース
定めの松登山口 −1:50→ 男三瓶山 −0:55→ 女三瓶山 −0:20→ 大平山 −1:00→ 分岐点 −0:40→ 定めの松登山口
コースmap
三瓶山 登山コース
三瓶山 登山コース
 

三瓶山は主峰、男三瓶山をはじめとして、女三瓶山、子三瓶山、孫三瓶山などの峰々からなる火山の山です。火山の山としては比較的若い火山で、10万年ほど前に火山活動を開始したと言います。最後の火山活動は3600年前ごろから始まったと言われ、島根地方に縄文文化が花開いていた時期、噴火を繰り返していたようです。男三瓶、女三瓶をはじめとする峰々は、噴火により形成された溶岩ドームで、各々の峰の間には室の内と呼ばれる大きなカルデラがあります。

また三瓶山はたくさんの花に彩られる山で、ヤマラッキョウの咲く山としてNHKの花の百名山にも紹介された山です。登山道は定めの松のある西の原から男三瓶山を目指すコースのほか、女三瓶山には東の原スキー場があり、ここからは山頂直下までリフトが通じていると言います。

山行の記録

 三瓶山登山口(定めの松)〜男三瓶山

県道を緩やかに登っていくと三瓶山の登山口である定めの松にたどり着きました。箱根の仙石原を思い出させる広く開けたカヤトの原の上に三瓶山の頂がそびえています。

駐車場に車を停め、明るいカヤトの原の中を緩やかに登り始めます。もう秋の花の時期も終わりに近づいているため、目立った花も見当たりません。それでもリンドウやカワラナデシコ、アザミの花が草の間から顔を出していました。やがて登山道は落葉松林の中を登って行く道になります。幾度かジグザグを繰り返すと視界が開け、霞んでいるものの右手には小さな子三瓶山の山頂がそびえています。カヤトに覆われた登山道は、やがて山頂直下の急な坂道を登って行くようになります。明るく開けた稜線は強い風が吹き抜けるところで、木はまったく生えていません。急な登りに息を切らせながら登りつめると山頂の肩です。付近一帯は低いカヤトの原に覆われていました。

大きな定めの松
登山口から眺める三瓶山
紅葉に彩られた登山道
男三瓶山の山頂はカヤトの原

緩やかにカヤトの原を進むと広く開けた山頂です。すでにたくさんの人がお弁当を広げていました。我々もベンチに腰を下ろしお握りの昼食です。山頂で昼食中の一団は四国の山岳会の一行とか。毎年、あちこちの山を訪ねていると言います。今回は三瓶山への山行と近くの石見銀山の観光とか。総勢60人近く、老人が主体のパーティではリーダーも大変そうです。

広く開けた男三瓶山の山頂
男三瓶山の山頂には非難小屋
縦走路から眺める女三瓶山
アンテナの林立する女三瓶山

 女三瓶山〜大平山

昼食の後、女三瓶山に向かうことにします。山頂から下り始めるとすぐに小さな非難小屋があります。ここからは露岩に覆われた急な下りが始まります。右手の火山灰の斜面は風化による崩壊が進んでいるようで、谷に向かって急に切れ落ちています。途中には固定ロープが欲しいほどの急な坂道もあります。しばらく急な坂道を下っていくと男三瓶山と女三瓶山の暗部。右手には三瓶山のカルデラである室内、その中には室内池が小さく水をたたえていました。

明るい鞍部からは女三瓶山に向かって緩やかに登り返します。息を切らせながら稜線にたどり着くと女三瓶山のリフトから登ってくる道を合わせます。さらに木の階段をひと登りするとテレビのアンテナが建ち並ぶ女三瓶山の山頂にたどり着きました。振り返ると今下ってきた男三瓶山の山頂。左手には孫三瓶山から子三瓶山へと続く外輪山の尾根が秋の日を浴びていました。

女三瓶山からよく整備された広い道路を下っていくと大平山の鞍部です。左に下っていく道は東の原スキー場のリフトへと下っていく道です。この付近は三瓶山の観光地の一角。スニーカーを履いた家族連れや若いカップルが楽しそうに登ってきました。ここから小さく登り返すと広く開けた大平山の山頂です。目の前には室の内の大きなカルデラ。大平山からは孫三瓶山、子三瓶山と稜線をたどる道が続いているようですが、これからの山越えでは少し時間的には厳しそうです。今日は室の内を通って西の原に戻ることにします。

女三瓶山から振り返る男三瓶山
女三瓶山の山頂
大平山から振り返る女三瓶山
紅葉に包まれる男三瓶山

 室の内〜三瓶山登山口(定めの松)

鞍部に戻ってから室の内に向い急な坂道を下って行きます。登ってきた10人ほどのパーティが途中で熊を見かけたとか。熊注意の立て札がありましたが山の中では合いたくないものです。

紅葉に覆われた雑木林を下っていくと室の内。さらに暫く進むと室内池という小さな沼が現れました。湖岸の紅葉を水辺に映す小さな沼はなかなか美しいところです。貧栄養湖ということで藻なども少ないようで池の中に生育する鯉もあまり体が大きくないとか。いずれこの沼も湿原へと変わっていく運命にあると言います。

紅葉を水面に映す室内池
夕闇が迫る西の原

室内池からはミズナラなどの雑木林の中を緩やかに登っていきます。目の前にそびえる男三瓶山や女三瓶山の山肌は、低くなり始めた秋の日に照り映える紅葉に包まれ、まさに今が秋の本番です。緩やかに登っていく登山道はやがて子三瓶山と男三瓶山の鞍部にたどり着きました。この道端に腰を下ろし今日最後の小休止です。

小休止の後、針葉樹の林の中を緩やかに下って行きます。比較的なだらかな沢沿いの道を下っていくとほどなく林の中に立つ非難小屋。その手前は今朝登り始めた男三瓶山への登山道が分かれていました。ここからは明るいカヤトの原を下って行くと車を停めた駐車場は目の前です。

山で出会った花たち

三瓶山はNHKの花の百名山にヤマラッキョウの咲く山と紹介されるだけあって、花に恵まれた山です。すでに11月になったこの時期、草原の中には秋の花が咲き残っています。西の原のカヤトの原にはツリガネニンジンやカワラナデシコ、アキノキリンソウ、秋の花の代表であるリンドウも紫色の花を付けていました。

男三瓶山の山頂もカヤトに覆われた明るい草原です。道端に咲くピンクの花は百名山の中でも紹介されているイヨフウロでしょうか。山陰の山にはよく似たビッチュウフウロがありますが、その違いを見分けるのは難しそうです。

女三瓶山に向かう登山道には大きなアザミが咲いていました。関西に咲くアザミはヨシノアザミとか。アザミもまた種類が多く、その違いを見分けるのは難しい花の一つです。道端に眼を落すとピンクの花を付けたヤマラッキョウが咲き残っていました。

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