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あの頂を越えて

山行記録

~山頂からの展望、出会った花などの記録~

あの頂を越えて

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~山行記録:山頂の展望、出会った花~

 苗場山〜池塘とシラビソが織りなす山上の庭園〜 


標高
苗場山 2,145.3m
山域
新潟
登山日
2005年9月30日(火)
歩行時間
登り3:05、下り2:30、合計5:35
歩行距離
8.6km
標高差
828m
累積標高差
828m、-828m
登山口
mapon小赤沢三合目駐車場
交通機関
 
登山コース
小赤沢三合目 −1:30→ 六合目 −1:35→ 苗場山 −0:15→ 苗場山頂ヒュッテ前広場 −1:40→ 五合目 −0:35→ 小赤沢三合目
コースmap
苗場山 (小赤沢コース)
苗場山 (小赤沢コース)
Panorama

苗場山は日本百名山の一つに数えられた山です。山頂に広い高層湿原を持ち、特に秋には錦の衣をまとった湿原を楽しむことのできるところとです。

 山名表示をチェックするとパノラマ写真に山名を表示します。


山名表示 ※クリックすると山名を表示・非表示します。
苗場山山頂に広がる広大な湿原(PanoramaMakerで合成)

登山道は幾つか開かれていますが、かぐらスキー場のある祓川コースや赤湯温泉から登るコースを利用すると、歩行時間が長いこともあり山頂での1泊が必要なコースです。しかしインターネットに紹介されていた小赤沢からのコースは登山口までのアプローチは長いものの、登山口からは3時間ほどで山頂に立てると言います。

山行の記録

 苗場山

国道405号線の小赤沢橋の先で道を左に。登山口へ向かう林道はカーブを繰り返しながら高度を上げて行きます。小さな指導標に導かれながら道を左に折れ、砂利に覆われた林道をしばらく走ると小赤沢三合目の登山口です。100台ほどの車が停まれそうな広い駐車場には平日にもかかわらず10台ほどの車が停まっていました。やはり百名山に名前を連ねる人気の山ということもあって、岐阜ナンバーや北九州ナンバーの車も停まっています。

登山道はブナとコメツガの雑木林の中を登り始めます。最初から木の根や岩に覆われた登り坂が続いています。道端には三合目1,290m、四合目まで30分と書かれた標柱が建っています。四合目からは幾分傾斜も緩やかになってきます。所々に水溜りもあり木道の代わりに丸太の輪切りが敷き詰められていました。時計はまだ9時前というのにもかかわらず山頂から下ってくるパーティが多いようです。おはようの挨拶をすると昨日は山頂の山小屋で泊まったとか。比較的楽に登れると言う小赤沢コースも一泊での山登りをする人が多いようです。

雑木林に覆われた登山道
木道が続く湿原は紅葉が始まっている

四合目、五合目と書かれた標柱に励まされながら高度を上げて行くとやがて六合目。登り始めてすでに1時間半です。オオカメノキが赤い実を付けている道端に腰を下ろして今日最初の小休止としました。

六合目からは山頂の肩に向かい岩混じりの急な坂道が始まります。小さな沢を幾つか越えると七合目。ここからはガイドブックにも紹介されていた鎖場が現れす。10m、20m、50mと長い鎖場が連続しますが、それほど傾斜がきついこともなく、むしろ雨の日や下りでは重宝する鎖場です。急な登りに息を乱しながら坂道を登って行くと八合目です。

紅葉の先には鳥甲山がそびえています
山頂は池塘と草もみじの日本庭園

八合目から岩混じりの坂道をひと登りすると突然視界が開け、山頂の肩に広がる坪庭の湿原にたどり着きました。木道が敷かれた広い湿原は草もみじの紅葉に包まれ、小さな池塘があちこちに水をたたえています。雲に包まれ遠くの視界は効かないものの、広い湿原の先には信越国境の山々が雲の下にその姿を見せていました。思わずオーという歓声が出そうな眺めです。

ここからは木道が続く湿原を緩やかにたどる道です。しばらく山上の遊歩道とも言えそうな湿原の中を緩やかに登って行くと、右手に和山に下って行く道が分かれていました。やがて登山道はシラビソの林の中を登る道となります。岩混じりの道をしばらく登って行くと、登山道は再び明るく開けた湿原の中を登って行くようになります。降り返ると真っ赤に色付いたドウタンツツジの先に岩峰に覆われた鳥甲山。右手にはシラビソの緑の中に点在する池塘と草もみじの湿原。その中に赤沼から登ってくる木道が続いていました。大きな苗場山頂ヒュッテの傍を通り抜けるとシラビソの林の中に建つ遊仙閣です。苗場山山頂の標柱は遊仙閣の裏手にひっそりと建っていました。

苗場山頂ヒュッテの傍に建つケルン
帰りに立ち寄った楽養館

展望の効かない山頂でスナップ写真を撮った後、木道の傍に腰を下ろして昼食とします。広い湿原の先に広がる山は佐武流山や白砂山などの信越国境の山々。この山域はまだ足を踏み入れたことのない峰々が続くこともあって、山岳同定も思うに任せないところです。

昼食の後、往路をたどり小赤沢の駐車場へ戻ることにします。長い鎖場を過ぎ、七合目の標柱を越えてから傾斜は緩やかになるものの、輪切りにされた木が敷き詰められた登山道はかなり滑りやすいものです。五合目の標識で一休みした後、しばらく下ると車を停めた駐車場にたどり着きました。

インターネットにも紹介されていましたが秋山郷には真っ赤な色をした日帰り温泉があります。たどり着いた赤い湯温泉の駐車場にはすでに車が2台。何れも山頂で顔を合わせた人たちの車です。真っ赤なお風呂は北海道のラジューム温泉を思い出させるようなどろどろした温泉で、石造りの浴槽には湯の華が付着していました。お風呂に入っていた人は岐阜の人。明日からの天候が良くないと言うことで、1日早く苗場山に登りにきたとか。話しでは苗場山の山頂で熊を見たと言います。他のハイカーの後ろを大きな熊が駆け抜けていったとか。北海道と違い本州の山に住む熊は小型のツキノワグマですが、やはり山では会いたくないものです。

山で出会った花たち

登山道の途中でシラヒゲソウを見つけました。関西ではよく見かけるようですか関東ではあまり見かけない花です。山頂の湿原はすでに紅葉の時期を迎えているようで目立った花は咲いていません。僅かに残っているオヤマノリンドウも茶色に枯れた花が多いようです。

登山道に咲くシラヒゲソウ
真っ赤に色付いたドウタンツツジ
その他のコース・山行記録
TAG:越後
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