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あの頂を越えて

山行記録

~山頂からの展望、出会った花などの記録~

あの頂を越えて

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~山行記録:山頂の展望、出会った花~

 神威尻山〜樺戸山地に小さく頭を持ち上げる花の山〜 


標高
神威尻山 946.7m
山域
北海道
登山日
2000年6月11日(日)
歩行時間
登り1:45、下り2:00、合計3:45
歩行距離
8.1km
標高差
642m
累積標高差
816m、-816m
登山口
mapon神威尻山Bコース登山口
交通機関
 札幌駅から67km
登山コース
神威尻山Bコース登山口 −1:45→ 神威尻山 −2:00→ 神威尻山Bコース登山口
コースmap
神威尻山 山コース
神威尻山 山コース
 

国号275号線に沿って連なる低い山並みは樺戸山地と呼ばれています。この山域はピンネシリ、マチネシリ、クマネシリと神威尻山などの山々が小さな頭をもたげているところ。何れも1,000メートル前後の標高を持つ山ですが、札幌の円山や藻岩山からも、その山並みを望むことのできる山です。神威尻山は、道民の森の造成に合わせ平成2年に登山道が整備された比較的新しい山で、1,000メートルに満たない山にもかかわらず、稜線にはお花畑が広がっています。

登山道はAコース、Bコース、Cコースが整備されています。今回利用するBコースは急な階段があるものの、比較的簡単に山頂に立てるコースです。

山行の記録

 登山口〜神威尻山

ビジターセンターの手前から道を右に。宿泊施設などが建ち並ぶ中をしばらく登ってゆくとAコースの登山口。さらにしばらく登って行くとBコースの登山口である駐車場にたどり着きます。広い駐車場にはすでに数台の車が停まっていました。

曇り空の下の別狩岳

登山道は、雑木林の中を707メートルの稜線に向かい真っ直ぐに登って行きます。細い丸太を組んだ階段や固定ロープが張ってあり、よく整備されていますがなかなか疲れる登りです。

たどり着いた稜線からは、正面に神威尻山、振り返るとまだ白い雪を被った暑寒別岳を眺めることができます。ここからは明るい稜線を842メートルのコブに向かって緩やかに登って行きます。

たどり着いた842メートルのコブで小休止です。視界は大きく開け遠くかすんではいますが札幌近郊の山々がその姿をみせてくれます。左手の樽前山から恵庭岳、空沼、札幌岳、さらに雪を被った無意根山や余市岳の稜線。その稜線の先には積丹岳。雲の下に小さな頭をのぞかせているのは後志羊蹄山のようです。

小休止の後、正面にそびえる山頂を目指し、稜線上に続く登山道を登って行きます。右手は沢に向かい大きく切れ落ち、その斜面を埋め尽くすように春の花が咲き乱れています。標高1,000メートルに満たない山にもかかわらず、なかなか見事なお花畑です。急な登りにひと汗を流すと、ほどなく広く開けた山頂です。

山頂からは360度の広い展望が目を楽しませてくれます。正面右手には山頂にレーダーのドームを載せたピンネシリ。藻岩山から眺めた雪を被った山はこの山頂のようです。左手に連なる山々は暑寒別の山。広い台地の上には雨竜湿原。これから連なる頂は南暑寒別岳、暑寒別岳。さらにその左の頂は群別岳や浜益岳です。これらの山頂はまだ真っ白な雪を被り、冬の眠りから目覚めていないようです。小広い山頂もかなりの人で溢れていました。小さなケルンのそばに腰を下ろしまだ早いようですが昼食です。

 神威尻山〜登山口

雪を被った暑寒別の山々

昼食の後、Aコースをたどり登山口に戻ることとします。北海道の山には珍しく、この山にはA、B、Cと3本のコースが付けられています。登山口は多少離れているようですが、同じコースを下るよりは楽しみがあるというものです。

山頂は森林限界を越えているようで、稜線にはハイマツが生えていました。しばらく下ると小さな非難小屋があります。この付近は雪の量が多いようで、小さな2階の出口に梯子がかかっていました。稜線をしばらく進むとピンネシリへの分岐点です。ここから登山道は雑木林の中へ急坂を下って行きます。登山道は明るいダケカンバの尾根をたどる心地良い道です。幾度か急な木の階段を下りながら、稜線をたどる道は徐々に高度を下げて行きます。道端の笹薮にはササノコやウドなどがあるようで、山菜を取りながら下っていく人も多いようです。やがて車道を越え小さく登り返した稜線のベンチで小休止です。下りとは言いながら山頂から1時間半。足もかなり疲れています。

小休止の後、再び雑木林の中を下って行きます。しばらく下ると左手に彫刻の森への連絡通路。あまり歩く人がいないようで道は草に覆われていました。この道をしばらく下ると、左手の沢に下っていく道があります。これを下るとBコースの登山口近くの沢にたどり着きました。

Panorama
白い雪を被った暑寒別の山々
山で出会った花たち

この山は花に満ち溢れた山のようです。登り始めてすぐに現われたのはお馴染みのマイズルソウ。もう花の時期は過ぎたようですがミヤマエンレイソウやレイジンソウなども目を楽しませてくれます。

道端にはハクサンチドリがピンクの花を付けています。藪陰に咲くシラネアオイはすでに花の盛りを過ぎたようです。白い花はカラマツソウ、小さな星のような花をつけたツマトリソウ、すでに花が散ったカタクリは青い菱形の実を付けていました。

842メートルのコブが近づいてくるとミヤマオダマキが群生していました。自宅の庭にも咲く花ですが、山で見るオダマキはなかなか可憐なものです。小さな紫色の花をつけたキクバクワガタも見付けることができました。

ミヤマオダマキ
ハクサンチドリ
ゴゼンタチバナ
写真をクリックすると大きな写真を表示します。

山頂に向かう稜線は右側が切れ落ち、たくさんの花に彩られたお花畑になっています。チシマフウロウやアズマギク、ハクサンイチゲなど、花の種類も多いお花畑です。

山頂から下って行く登山道にはゴゼンタチバナに混じりハクサンチドリがピンクの花を付けています。雪が消えるのが遅かったのでしょうか、小さな水溜りの辺にはカタクリがピンクの花を付けていました。

写真をクリックすると大きな写真を表示します。
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