topimg

あの頂を越えて

山行記録

~山頂からの展望、出会った花などの記録~

あの頂を越えて

homeBtn backBtn

~山行記録:山頂の展望、出会った花~

 恵庭岳~遠くからもよく目立つ岩峰を頭に乗せた支笏湖湖畔の山~ 


標高
恵庭岳 1,319.7m
山域
北海道
登山日
1997年6月22日(日)
歩行時間
登り2:45、下り1:55、合計4:40
歩行距離
6.9km
標高差
1,013m
累積標高差
1,016m、-1,016m
登山口
恵庭岳登山口mapon
交通機関
 札幌駅から38km
登山コース
登山口 ~1:45→ 見晴台 ~1:00→ 恵庭岳 ~0:45→ 見晴台 ~1:10→ 登山口
コースmap
恵庭岳 登山コース
恵庭岳 登山コース

支笏湖の対岸には、遠くからも良く目立つ岩峰を頭に載せた恵庭岳がそびえています。ここは札幌オリンピックの男子滑降競技が行われたところです。また恵庭岳は北海道の活火山の一つです。山頂直下に大きな口を開けるのは300年ほど前の水蒸気爆発の跡とか。この時は岩雪崩が発生し、支笏湖へ土石流が流入したと言います。その時の名残でしょうか、あまり激しい噴気活動は行っていないものの、火口壁からは今も白い噴煙を上げています。

札幌からは国道453号線を支笏湖へ。途中、漁川の付近からは目の前にそびえる恵庭岳の鋭い岩峰が手に取るように眺められます。目指す登山口は丸駒温泉へ続く道を右に分ける交差点の手前です。狭い駐車スペースはすでにたくさんの車で溢れていました。

山行の記録

 登山口~見晴台

登山口からトドマツ林の中を緩やかに登って行くと、やがて道は岩のゴロゴロした枯れ沢を渡ります。ここからが本格的な登山道の始まりです。しばらく暗いトドマツの林の中を進むと、登山道は徐々に傾斜を増してきます。やがて両側の木々が広葉樹に変わってくると、登山道は通称見晴台といわれる標高1,000メートルの稜線を目指し真っ直ぐに登って行きます。黄緑色の新緑に包まれての心地よい登山道ですが、なかなかきつい登りです。

登山道の両側にはツバメオモトやエンレイソウ、サンカヨウなどの春の花が今を盛りに咲いています。春先の北海道の山はたくさんの薮蚊に悩まされます。うるさく目の前を飛び回り顔や腕を刺して行きます。用心にと防虫スプレーを持ってきましたが、あまり効果はありません。養蜂業者が使う防虫ネットを被っている人もいますが、思わず納得してしまいそうです。

やがて道は崩壊した急坂に差し掛かりました。固定ロープを頼りに急坂を越えると、大きな爆裂火口の渕に立つ見晴台です。岩場に腰を下ろし小休止です。大きく口を開いた爆裂火口は、恵庭岳がまだ活火山であることを物語るように数ヶ所から白い噴煙を上げていました。目の前には爆裂火口を挟んで鋭く尖った山頂の岩峰がそびえていました。

今でも噴煙を上げる爆裂火口と山頂の岩峰
稜線から眺める山頂の岩峰

 見晴台~恵庭岳

登山道は爆裂火口壁に沿った稜線を緩やかに登って行きます。しばらく登ると登山道は山頂の基部を巻くように裏側の斜面へ。岩のゴロゴロと転がるガレ場に差し掛かると展望が開け、正面には雲の中に霞んだオコタンペ湖が神秘の姿を見せてくれました。

頂上へはおよそ20メートルほどの岩場を登ることになります。それほど高度感もないものの、それでも多少は緊張させられる岩場です。たどり着いた山頂は小さく開けた岩場で、遮るもののない360度の展望を得ることができます。しかし今日は薄く棚引く霞の中。遠くの山々はその姿を見せてくれません。それでも目の前には空沼岳や漁岳、その手前には神秘な湖面を見せるオコタンペ湖。振り返ると支笏湖も霞の中に見え隠れしていました。山頂ではすでに数組のパーティが昼食の最中です。昼時には多少早いようですが、ここで昼食としました。

霞む漁岳とオコタンペ湖
狭い恵庭岳の山頂

 恵庭岳~登山口

山頂での展望を楽しんだ後、往路をたどり登山口に戻ることとします。山頂からは岩場を下り爆裂火口壁の稜線を展望台へ。たどり着いた展望台で小休止です。時間は昼を過ぎたばかり。まだ汗をかきながら山頂を目指し登ってくる人も多いようです。

小休止の後、再び往路を登山口へ。かなりきつかった登り坂も、下りになるといたって気楽なものです。緩やかに明るい雑木林の道を下っていくと程なく車を停めた駐車場です。

山で出会った花たち

今北海道は花の真っ最中。登山道にはたくさんの花々が我々を出迎えてくれます。中でも多いのがツバメオモトやエンレイソウ。ツバメオモトは本州ではあまり目に触れない花です。白い花はそれほど艶やかではないものの、秋になると鮮やかなルリ色の実を結ぶ花です。雪解け直後に花を付けるサンカヨウも真白い花を付けていました。

シラネアオイ
サンカヨウ

道端に咲いているのはシラネアオイ。その語源となった日光白根山では、ほとんど見ることのできなくなった花が、山頂直下の窪地に群生していました。付近一帯は1、2週間前までは残雪に覆われていたようです。北海道の山では春と初夏が一緒にやってくるようで、短い夏に向け花々も一斉にその命の芽を膨らませているようです。

その他のコース・山行記録
TAG:洞爺・支笏
 山行記の訪問者数 今月:25件 累計:3134件
 Back