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あの頂を越えて

山行記録

~山頂からの展望、出会った花などの記録~

あの頂を越えて

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~山行記録:山頂の展望、出会った花~

 切込湖・刈込湖から戦場ヶ原〜奥日光の静かな連接糊から戦場ヶ原へ〜 


標高
光徳牧場 1,430m、山王峠 1,739m、 湯元 1,481m、竜頭ノ滝上 1,360m
山域
尾瀬・日光
登山日
1992年6月27日(土)
歩行時間
合計 5:45
歩行距離
16.1km
標高差
333m
累積標高差
553m、-604m
登山口
mapon三本松
交通機関
 東武日光駅、 東武バス
登山コース
三本松−0:45→ 光徳牧場 −0:45→ 山王峠 −0:20→ 涸沼 −0:45→ 刈込湖 −0:30→ 小峠 −1:05→ 湯滝 −0:50→ 青木橋 −0:45→ 竜頭ノ滝上
コースmap
切込湖・刈込湖から戦場ヶ原 登山コース
切込湖・刈込湖から戦場ヶ原 登山コース
 

日光湯元の温泉街の奥には、切込湖、刈込湖という小さな連接湖があります。三岳(みつたけ)の噴火によりせき止められた湖で、白樺の林に包まれた光徳牧場から、三岳の裾野を回り込むように登山道が通じています。また戦場ヶ原も、男体山の噴火により湯川がせき止められできた湖が、長い年月を経て土砂の流入により泥炭化し、湿原から草原へと変化していく過程にある高層湿原です。今回は戦場ヶ原とその奥にひっそりと水をたたえる、切込湖、刈込湖を結ぶハイキングコースに、初夏の奥日光を楽しんでみることにしました。

東武浅草駅から快速日光行きの電車に乗り約2時間。日光駅からは湯元温泉行きのバスに乗り換えさらに約1時間。奥日光へのアプローチはかなり時間のかかるものです。戦場ヶ原が見渡される明るく開けた三本松でバスを降りました。

山行の記録

 三本松〜光徳入口〜光徳牧場〜山王峠

三本松バス停から国道の喧噪を離れ、逆川沿いの遊歩道を光徳牧場へと進んで行きます。リンゴのような白い花を付けたズミが今を盛りに咲いています。レンゲツツジもオレンジ色の大きな花を付けていました。逆川を渡った河原に広がる小さな沼は光徳沼です。ここからは乳牛と馬が放牧されている牧場に沿い遊歩道を進んで行きます。やがて遊歩道は光徳牧場の広い駐車場にたどり着きました。

光徳牧場からは裏手に広がる白樺林の中を緩やかに登り始めます。階段状の坂道をひと登りすると登りも幾分緩やかになってきました。樹相が落葉松、ダケカンバに変わってくると、正面に山王峠の鞍部が見えてきます。暗い杉の植林帯の中の急坂にひと汗をかくと広く視界が開けた山王見晴しです。朽ちかけたベンチが置いてありました。多少早いようですがここで昼食としました。

山王峠の前には乾燥化が進んだ涸沼
砂浜が広がる刈込湖

 山王峠〜涸沼〜切込湖〜刈込湖

昼食の後、涸沼へと向かうことにします。笹原の中の道を進むと広い山王峠。右手に登っていく登山道は山王帽子山、太郎山へと続く登山道です。目の前には鬼怒川へと続く奥鬼怒林道が通っています。ここから急な坂道を下ったところが涸沼。沼とは名ばかりで乾燥化が進み何時も干上がっている草原です。スリバチ状に広がる一帯はコバイケイソウ、ヤナギランなどが咲くお花畑と言いますが、時期が早いのか、今はシロバナヘビイチゴの白い花が目立つだけです。山腹で咲き乱れていたレンゲツツジさえも、まだ固い蕾のままです。

涸沼から暗い雑木林の中をひと登りすると、右手に青い水をたたえた切込湖。山肌の緑を水面に映す小さな湖です。湖岸の暗い雑木林の中をしばらく進むと、湖の幅が極端に狭くなってきます。続いて広がる湖が刈込湖。このような湖を連接湖と言うようです。湖岸を回り込むと砂浜の広がる刈込湖の湖畔にたどり着きました。於呂久羅山の山肌を湖面に映し、緑色のさざ波を浮かべる湖に見とれながら小休止としました。

湯ノ湖の湖畔には湯気を上げる源泉
白い水飛沫を上げる湯滝

 刈込湖〜小峠〜湯ノ湖〜湯滝〜泉門池〜青木橋

小休止の後、三岳の山腹を巻くように小峠へと向かうことにします。三岳の噴火のとき流出した溶岩流の跡か、ゴツゴツとした岩の間をたどる登り坂が続いています。途中、岩の割れ目には6月の末と言うのに残雪が残っていました。

たどり着いた小広い峠は小峠。正面には湯ノ湖が曇り空の下に霞んでいます。ここからは急な坂道を下ることになります。右手の木々の間にひっそりとたたずむ蓼ノ湖(たでのうみ)を眺めながら、登山道を下っていくと、金精峠へと向かう車道を越えることになります。やがて硫黄の臭いが鼻を突くようになると湯元温泉の源泉。葦の生い茂る沼に数ヶ所、源泉が湧出しています。ここから旅館の建ち並ぶ温泉街をしばらく進んでいくと湯ノ湖にたどり着きました。湖畔の砂の中からは温泉が湧出しています。手を入れると温かくとても気持ちが良いものです。登山靴を脱ぎ足を入れてしまいたいくらいです。

湖畔からは左手の道をとり、湯滝へと向かうことにします。湯ノ湖にはたくさんの釣人が釣糸を垂れていました。今の流行りはフライフィッシングとか。ゴムの長靴を履き、腰まで水につかりながら、さかんにフライを振っています。これも病みつきになる遊びのようです。

湯ノ湖が湯川に注ぐ所に懸かる滝が湯滝。豊かな水量が一気に落下する滝は落差45m。滝沿いの遊歩道を下ると観瀑台にたどり着きます。観瀑台から見上げる湯滝は白い飛まつを上げ、あたりに滝音を響かせていました。

男体山を水面に映す泉門池
草原を渡る風に揺れるワタスゲ

湯滝で小休止した後、戦場ヶ原へと向かうことにします。小さな飛沫をあげる児滝を超え、逆川への分岐点で道を右に取ると泉門池です。正面にそびえる男体山を水面に映し、神秘的な雰囲気を漂わせている沼です。カモが数羽、水の上を睦まじく泳いでいました。

小田代原への分岐点を超え、雑木林の中に続く遊歩道を進むと小湿原にたどり着きました。乾燥化が進んだ湿原にはキンポウゲの黄色い花、コバイケイソウの大きな葉が目立つだけです。ハクサンフウロウが申し訳程度にピンクの花を付けていました。

 青木橋〜竜頭ノ滝上

青木橋を渡ると大きく開けた戦場ヶ原が広がっています。緑の湿原にオレンジ色のアクセントを付けるのはレンゲツツジ。木道の両脇には白い穂を風に揺らせているワタスゲ。左手には広がる湿原の上に、男体山が山頂を雲に霞ませてそびえていました。ホサキシモツケの群生地や白い花が咲くズミの潅木林、戦場ヶ原も花に彩られた季節を迎えているようです。よく整備された遊歩道を緩やかに下っていくと、やがて竜頭ノ滝上のバス停にたどり着きました。

竜頭ノ滝は、中禅寺湖へ注ぐ湯川が緩い傾斜を落下する長い滝で、長さおよそ約200m。ここからは滝に沿った遊歩道を観瀑台まで下って行けるようです。しかし帰りのバスの時間が差し迫っているようです。橋の上から滝を眺めながら帰りのバスを待つことにしました。

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