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あの頂を越えて

山行記録

~山頂からの展望、出会った花などの記録~

あの頂を越えて

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~山行記録:山頂の展望、出会った花~

 北八ガ岳沼めぐり〜シラビソの林と沼をめぐる静かなコース〜 


標高
北横岳 2,472.5m
山域
八ヶ岳
登山日
1989年8月13日(土) 前夜発
歩行時間
合計 5:11
歩行距離
10.7km
標高差
237m
累積標高差
650m、-768m
登山口
maponピラタスロープウェイ山麓駅
交通機関
 JR央本線茅野駅、 諏訪バス
登山コース
山麓駅 −(ロープウェイ)→ 山頂駅(坪庭) −0:45→ 北横岳ヒュッテ −0:16→ 北横岳 −1:00→ 亀甲池 −0:30→ 双子池雌池 −0:15→ 双子池雄池 −1:25→ 雨池 −1:00→ 麦草峠
コースmap
北八ヶ岳沼めぐり 登山コース
北八ヶ岳沼めぐり 登山コース
 

八ヶ岳連峰は夏沢峠を境として赤岳を中心とする鋭い岩峰が連なる南八ヶ岳と、森林と湖沼が点在する北八ヶ岳とに分けられています。北八ヶ岳の沼めぐりは、北横岳の山麓に点在する7ツ池、亀甲池、双子池、雨池、白駒池をめぐるもので、白駒山荘などに1泊するコースがガイドブックなどにも紹介されています。また北八ヶ岳は冬にも歩くスキーで賑わうところで、針葉樹の林の中をめぐるスキーツアーなども企画されているようです。

先日の赤岳に引き続き今回も八ヶ岳への山行です。0時1分新宿発、上諏訪行きの夜行列車は前回にも増してたくさんの登山客でほぼ満席です。たどり着いた早朝の茅野駅からはヒラタスロープウエィ行きのバスに乗りました。ロープウェィの始発は8時から。山麓駅から眺める諏訪方面は厚く雲が棚引き何も見えません。

山行の記録

 ピタラスロープウェイ〜坪庭〜北横岳ヒュッテ〜北横岳

始発のロープウェイは数分で我々を山頂駅に運んでくれます。山頂駅周辺は坪庭と言う溶岩台地で、付近を散策する坪庭探勝コースも整備されています。山頂駅からは針葉樹の中の登山道を登り始めます。しばらく登ると勾配も緩やかとなります。やがてダケカンバの明るい低木地帯をひと登りすると、トーテムポールの建つ北横岳ヒュッテにたどり着きました。

北横岳ヒュッテからは、ダケカンバの林の中を登って行きます。しばらく登るとダケカンバの林も切れ、三角点のある北横岳の南峰にたどり着きました。北横岳は南峰、北峰の2つの頂を持つ双耳峰です。ケルンの立つ北峰に向かい小休止です。

広い展望が広がる山頂からは、正面に三角形の蓼科山、振り返ると縞枯山、丸山、中山、天狗岳、その向こうに雲を被り霞む硫黄岳、横岳、赤岳が一望できます。棚引く雲間から頭だけを出した南アルプスの山々は甲斐駒ケ岳や鳳凰三山でしょうか。山麓から眺める蓼科山は富士山のような端正な頂を天に向かってそびえ立たせていますが、北横岳から眺める蓼科山は右手に前掛山、双子山のなだらかな尾根を連ね全く違う山のように見えます。また縞枯山の山腹に広がる縞枯は、シラビソやコメツガ等の針葉樹が、100年から300年の周期で新陳代謝を行うことにより起こる現象と言います。枯れた樹木が山肌に織りなす縞模様は実に不思議な眺めです。

北横岳の山頂の目の前には蓼科山
振り返る南八ヶ岳は雲の中です

 亀甲池〜双子池

北横岳の山頂からは亀甲池に向かい急坂を下ることします。山頂直下には小さな池が林の中にひっそりと水をたたえていました。しばらくダケカンバの明るい林の中を下って行くと、登山道は針葉樹の中の暗い道となり勾配も急になってきます。ゴツゴツした石も多くなりなかなか下り難い道です。しばらく下ると鬱蒼とした原生林の緑を湖面に映す亀甲池です。

亀甲池からは、深い針葉樹の林の中を双子池へと登って行きます。しばらく登ると双子山と大岳との間の小さな尾根を超えます。北八ヶ岳の溶岩地帯の特徴でしょうか、両側の木々は大きな岩の間に根を張り広げ、下草もコケやシダが多くなってきます。しばらく下ったところが双子池の雄池。湖岸を回ったところには雌池と双子池ヒュッテが建っていました。ヒュッテの前の広場は明るく開け、クガイソウやハクサンフウロが咲く小さなお花畑になっていました。

コメツガの林に静かに水をたたえる亀甲池
池の湖畔には双子池ヒュッテが建っています

 雨池〜麦草峠

双子池からは雨池に向かうことにします。緩やかに登って行く大石川林道は落石のため車両の通行は禁止と言います。緩やかに林道を登って行くと右手に雨山峠への分岐点。さらにしばらく林道を進むと左手に雨池への分岐点です。ここから暗い林の中を下っていくと大きな雨池がその姿を見せてくれます。

雨池の湖岸を半周。登山道は麦草峠に向かいジメジメとした林の中を登って行きます。やがて峠を通る車の音が聞こえてくると小さな茶水池に飛び出しました。飛び石を頼りに小さな池を渡ると麦草峠は目の前です。茅野市と八千穂村を結ぶ国道299号線が通る広い峠には、大きな麦草ヒュッテとバス停がありました。すでに茅野駅行きのバスがバス停に止まっていますが発車は15時40分。未だしばらくの待ち時間があるようです。

山で出会った花たち

良く整備された坪庭探勝コースにはハイ松のなかにガンコウラン、クロマメノキ、アカバナなどの高山植物が生い茂り、あたかも雲上の庭園のようです。北横岳ヒュッテから北横岳へと登って行く登山道にはゴゼンタチバナやカニコウモリなど、お馴染みの花が咲いていました。

双子池ヒュッテの前は、明るく開けた広場になっています。クガイソウ、ハクサンフウロの花などが咲き乱れていました。そろそろ秋が近付いているのか、トンボもたくさん飛び交っていました。

キンロバイ
ガンコウランの実
アキノキリンソウ
カニコウモリ
クガイソウ
ハクサンフウロウ
シナノオトギリ
ミヤマホツツジ
エゾリンドウ

雨池に向かう大石川林道も花の多いところです。道の両側にはハハコグサの白い小さな花、ヤナギランやミヤマホツツジ、シナノオトギリが咲いています。オトギリソウの仲間は見分けが難しい花のひとつです。葉の中にある斑点が見分けのポイントとか。素人にはなかなか判断ができない花です。

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TAG:北八ヶ岳
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