topimg

あの頂を越えて

寺院参拝

~お寺を訪ねて~

あの頂を越えて

homeBtn backBtn

~寺院参拝:お寺を訪ねて~

 巨福山建長寺(こふくさん けんちょうじ)

 寺社の種類:臨済宗建長寺派の大本山
 創建の時期:建長5年(1253年)、開基:北条時頼、開山:蘭渓道隆
 本尊:地蔵菩薩
 札所:鎌倉三十三箇所第28番札所、鎌倉二十四地蔵9番から11番
 所在地:神奈川県鎌倉市山ノ内8
 訪問日:2018年2月15日

 

建長寺は鎌倉五山筆頭の格式を持つ臨済宗建長寺派の大本山です。鎌倉幕府第5代執権、北条時頼が宗から来日していた高僧、蘭渓道隆を招いて建立したわが国最初の禅寺です。

臨済宗五山第一の石柱
巨福山の扁額がかかる総門
建長寺の案内図
参道の先に山門

創建当時の伽藍配置は、総門、三門、仏殿、法堂などの建物が中軸上に並ぶ中国禅宗様式の伽藍配置になっており49の塔頭を擁する荘厳なものでした。その後起こった数度の火災でその多くが焼失してしまいましたが江戸時代に入り沢庵和尚の進言で再建が行われました。

総門を入ると参道に壮大な山門、三解脱門とも呼ばれ山門をくぐることであらゆる執着から解き放たれることを意味します。楼上には釈迦如来、十六羅漢、五百羅漢を安置しています。江戸時代安永4年(1775年)の再建と言います。

山門をくぐると樹高13メートルと言う大きな柏槇がそびえています。樹齢は推定760年、開山禅師の御手植えと言われ創建当時の建長寺の姿を見てきた古木と言います。

建長興国禅寺の扁額がかかる山門
参道に大きな柏槇
大きな仏殿
地蔵菩薩を祀る仏殿

その奥には本尊の地蔵菩薩を祀る仏殿です。国の重要文化財にもなっており現在の建物は4代目、芝増上寺にあった徳川秀忠公夫人の御霊屋を譲り受けたものとされています。

本尊の地蔵菩薩
仏殿に羅漢像
歴代高僧の位牌
仏殿の天井絵

仏殿の奥には海東法窟の扁額が掲げられる法堂があります。宋から海を渡って仏法が伝えられたことを意味すると言います。現在の建物は文化11年(1814年)の再建と言い関東最大の法堂と言います。法堂の中央には苦行菩薩像が祀られていました。

建長寺の梵鐘は円覚寺の梵鐘とともに国宝に指定された大釣鐘です。重さは2.7トン、関東の鋳物師筆頭の物部重光により建長7年(1255年)に鋳造されました。

法堂には海東法窟の扁額
中央には釈迦苦行像
国宝の梵鐘
僧堂は本派専門道場
方丈の前に唐門
金と黒との唐門

方丈の前には国の重要文化財に指定された唐門があります。この唐門も芝増上寺にあった徳川秀忠公の夫人の御霊屋の門を移設したものと言います。

参道に曙観音
巨福稲荷大明神の奉納旗
巨福稲荷大明神の祠
巨福稲荷大明神

建長寺から続く参道は半僧坊へと続いています。半蔵坊は天園ハイキングコースの入り口として訪れるところです。

関連記録・コース

 臨済宗建長寺派(りんざいしゅうけんちょうじは)

日本仏教の一宗派。臨済宗一四派の一つです。本山は京都の妙心寺、派祖は関山慧玄。

 

 地蔵菩薩(じぞうぼさつ)

釈迦の入滅後から弥勒菩薩が世に現れるまでの間、無仏の世に住み六道の衆生を教え導くことを誓いとした菩薩。慈愛に満ちた円満柔和な僧形で、多くは右手に錫杖、左手に宝珠を持つ。

 

 鎌倉三十三観音霊場(かまくらさんじゅうさんかんのんれいじょう)鎌倉観音霊場(かまくらかんのんれいじょう)

大正から昭和初期にかけて設定された観音霊場で、江戸時代に成立した鎌倉郡三十三箇所をベースにされている。鎌倉郡三十三箇所と異なり、廃仏毀釈により廃絶・移転してしまった寺も存在した事から23箇所の霊場が新たに加えられている。

1番 大蔵山杉本寺、2番 金龍山宝戒寺、3番 祇園山安養院、4番 海光山長谷寺、5番 満光山来迎寺、6番 錦屏山瑞泉寺、7番 岩蔵山光触寺、8番 飯盛山明王院、9番 稲荷山浄妙寺、10番 功臣山報国寺、11番 帰命山延命寺、12番 中座山教恩寺、13番 稲荷山別願寺、14番 随我山来迎寺、15番 円龍山向福寺、16番 内裏山九品寺、17番 南向山補陀洛寺、18番 天照山光明寺、19番 天照山蓮乗院、20番 天照山千手院、21番 普明山成就院、22番 霊鷲山極楽寺、23番 大異山高徳院、24番 亀谷山寿福寺、25番 泉谷山浄光明寺、26番 扇谷山海蔵寺、27番 若昇山妙高院、28番 巨福山建長寺、29番 蓮菜山  龍峰院、30番 福源山明月院、31番 金宝山浄智寺、32番 松岡山東慶寺、33番 円覚寺仏日庵

 

 北条時頼(ほうじょうときより)

1227~1263年、鎌倉幕府五代執権。北条泰時の孫、1247年、三浦泰村一族を滅ぼし北条氏の独裁体制を確立、引付衆を設置して訴訟制度を整備。民政に意を尽くしたことから諸国民情視察遍歴の伝説が生じた。

 

 釈迦(しゃか)釈迦如来(しゃかにょらい)

仏教の開祖。世界4聖の一人。ネパール南部の釈迦族の王子として紀元前6から前5世紀に生まれる。苦行ののち悟りをひらきインド各地で布教して80歳で没したとされる。

はじめは実在の釈迦をさしたが入滅後、超人化・神格化されて信仰・崇拝の対象となる。日本には6世紀、百済からその教えがつたわった。

 

 弥勒菩薩(みろくぼさつ)

釈迦の入滅から56億7000万年後の未来の世に仏となってこの世にくだり、衆生を救済するという菩薩

 

 錫杖(しゃくじょう)

僧侶や修験者が持ち歩く杖。頭部は塔婆形で数個の環がかけてあり、振ったり地面を強く突いたりして鳴らす。

 

 Back