篭坂峠から大洞山・立山~ヤマシャクヤクが咲く稜線~ 


標高
大洞山1,383.4m、立山展望台 1,308.5mm
山域
富士山周辺
登山日
2024年5月18日(土)
歩程
行動時間 6:00、歩行時間 5:00
歩行距離
9.7km
標高差
295m
累積標高差
+805m、-1,040m
登山口
篭坂峠mapon
交通機関
 往路・富士急バス篭坂峠、 復路・道の駅すばしり
登山コース
篭坂峠~アザミ平~大洞山~アザミ平~畑尾山~立山~立山展望台~須走紅富台~道の駅すばしり
コースmap
篭坂峠から大洞山・立山(GoogleEarthで作成)

 

 コースタイム


篭坂峠9:30~アザミ平10:35~1366m峰11:00~大洞山11:25/12:00~アザミ平12:45~畑尾山13:00/10~立山13:25~立山展望台13:30~950m付近14:45/15:00~須走紅富台15:05~道の駅すばしり15:30

 

 篭坂峠~アザミ平~大洞山


大洞山は篭坂峠から三国峠へと続く稜線上の頂です。

富士山須走口五合目から金時山へと続く富士箱根トレイルとして整備されているところで、緑に包まれたなだらかなハイキングコースはハイカーのほかトレランの若者にも人気があるところです。この時期、大洞山や立山の斜面には白いヤマシャクヤクが咲くところとしても知られています。

道の駅すばしりに車を停め富士急バスで篭坂峠へ、外国からの富士山観光客のお客さんかバスはたくさんの外国人で一杯でした。篭坂峠からは山中湖村の公園墓地への舗装道路、登山口は墓地の先にあります。

篭坂峠から舗装道路を霊園へ
霊園の中からハイキングコース

緑に包まれた緩やかな登りにはクワガタソウやキジムシロ、ミミガタテンナンショウ、花が終わったフタリシズカなどが咲いています。富士山の火山灰が積もった斜面は雨などで土削られているようで深い溝の登りが続いていました。

ハイキングコースの道標
雑木林の中の道が始まります
木漏れ日が差し込む緩やかな登り
火山灰の山道は深く削られ

アザミの若葉が目立つようになるとアザミ平、木立の先からはこれから登る大洞山の頂が見えています。

クワガタソウなど春の花を眺めながら
登りが緩やかになるとアザミ平
木立の先に大洞山のなだらかな頂
立山への道を分けるアザミ平

立山へと登る道を右に分けると小さな下り、やがて右手の視界が開けると青く霞んだ箱根の山々、御殿場の町並みの先には沼津アルプス、その先には駿河湾も見えていました。

風が吹き抜ける鞍部は立ち枯れの木が立っています。かつての山火事の後であったのでしょうか。

やがて道は大洞山への登り返しです。緩やかに緑のトンネルの中を登ると小さなピーク、緩やかに鞍部へと林の中にヤマシャクヤクが咲いていました。大きな白い花が彼方此方に数株、この斜面は今が満開の季節を迎えているようです。

展望が開けると箱根の山々
愛鷹山も見えています

山名表示 ※クリックすると山名を表示・非表示します。
箱根山や霞む伊豆の山々(Hugin panorama editorで作成)
大洞山の山頂も緑の中
大洞山山頂に三角点

鞍部からわずかに登ると三角点がある大洞からの山頂です。この山頂もまた緑に包まれ視界は期待できません。稜線の静岡側には富士スピードウェイ、レースが行われているのか甲高いエンジンの音が聞こえていました。

ヤマシャクヤクの花の目当てにしてか思いのほかたくさんのハイカーが歩いています。三国峠には駐車場があるものの、バスの便はなく縦走するのはなかなか難しいところです。20人以上のパーティも歩いていたので貸し切りバスなどを利用したのでしょうか。

 

 大洞山~アザミ平~畑尾山~立山~立山展望台~須走紅富台~道の駅すばしり


大洞山からはアザミ平に戻ることにします。途中、視界が広がる鞍部からは畑尾山の稜線の上には富士山の頭だけが見えていました。

畑尾山の稜線の上に富士山
アザミ平から立山への登り返し
畑尾山も緑の中
緑の尾根道を下って行きます

アザミ平からは畑尾山への登りです。緑のトンネルの中をひと登りすると畑尾山の山頂、この頂もまた展望を期待することはできません。

一度小さく下り登り返すと立山、その先の立山展望台に立ち寄ることにしました。三角点のある広場の先は視界が開け大きな富士山を眺めることができます。その山肌は雪解けが進んでいるようです。

立山の山頂も緑の中
立山展望台に三角点
立山展望台からは大きな富士山
須走紅富台の道へ

展望台からは須走紅富台の道へ、途中で立山からの道を合わせ雑木林の斜面を緩やかに下って行きます。この斜面には所々にヤマシャクヤクが咲いているところ、標高が低いこともありすでに花は終わっているものがほとんどです。大洞山などの稜線から外れていることもありこの斜面の花の数は多いようです。

緩やかに下る斜面にはヤマシャクヤク
勾配が急になるとヒノキの樹林帯に
沢に下ってきました
須走紅富台の案内板

やがて下りの勾配がきつくなり始めると道はヒノキ林の中を下るようになります。ジグザグを繰り返すと小さな沢にたどり着きました。さらに下ると須走紅富台、周辺には別荘地が点在するところのようです。

車の流れも多い国道138号線
たどり着いた道の駅すばしり

車の流れも多い国道をしばらく下ると車を停めた道の駅すばしりです。たくさんの車で賑わっている道の駅には我々のようにザックを背負った人もいます。富士山の山麓にはまだまだ気軽に歩けそうなところもあるようです。

 

 大洞山・立山に咲く花


大洞山や立山の稜線は緑に包まれた雑木林、この時期、クワガタソウやキジムシロ、クルマムグラ、ミミガタテンナンショウが咲いています。

 花が終わったヤマシャクヤク

大洞山の周辺にはヤマシャクヤクが咲いています。雑木林の中に点々と白い花が咲いていました。立山の斜面には多くの株があるようですが標高が低いこともありすでに花の時期は過ぎようとしていました。

 

 コース GPSmap


 クリックするとGPSLogをダウンロードします。

 

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