土佐神社 


 寺社の種類:式内社(大)、土佐国一宮、国幣中社、別表神社
 創建の時期:雄略天皇の治世
 社殿の様式:入母屋造
 所在地:高知県高知市一宮しなね
 訪問日:2011年5月27日

 

土佐一宮神社は雄略天皇の時代に創建されたという古い神社です。現在の社殿は四国平定を祈願し長宗我部元親が元亀元年(1570年)に再建したものと伝えられています。

大きな鳥居をくぐり表参道を進むと正面に入母屋造りの大きな本殿が建っています。本殿左の末社三社には事代主神社、西御前神社、大国主神社が祀られています。

土佐神社の大きな鳥居
入母屋造りの拝殿
拝殿
本殿左の末社三社

本殿に右手には輪抜払所がありました。古い杉の神木の中を通り抜けることにより心身が清められると言います。

その先に流れる小さなしなね川は禊川とも言われ、禊に使われる禊石があります。また境内の外れのつぶて石と呼ばれる大きな岩には締め縄が張られていました。古代にはこれを磐座として祭祀が行われていたと言います。

輪抜払所
しなね川には禊石
摂社の厳島神社
境内のつぶて石

土佐風土記や続日本書紀に登場する神社と言うこともあり、境内には今も古い歴史が流れているようです。

 

関連記録・コース

 雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)・大泊瀬幼武尊(おおはつせわかたけのみこと)

第21代天皇(在位:456年11月13日~479年8月7日)允恭天皇(いんぎようてんのう)第五皇子。宋書に見える倭王武とされる。雄略天皇の登場により大王による専制支配が確立され、大王を中心とする中央集権体制が始まったとする見方がある。考古学的に実在がほぼ確定している最初の天皇とされる。陵墓は大阪府羽曳野市島泉8丁目の丹比高鷲原陵。

 

 一言主神(ひとことぬしのかみ)

日本書紀に登場する神様。大和の葛城山の神で雄略天皇が狩をしたとき、天皇と全く同じ姿をして現れともに狩を楽しんだ。悪い事も善い事も一言で言い放つ託宣神とされる。

 

 入母屋造(いりもやづくり)

寄棟造の上に切妻造を載せた形で社寺建築に広く採用されています。法隆寺の金堂や玉虫厨子などにみられる建築様式です。

 

 雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)・大泊瀬幼武尊(おおはつせわかたけのみこと)

第21代天皇(在位:456年11月13日~479年8月7日)允恭天皇(いんぎようてんのう)第五皇子。宋書に見える倭王武とされる。雄略天皇の登場により大王による専制支配が確立され、大王を中心とする中央集権体制が始まったとする見方がある。考古学的に実在がほぼ確定している最初の天皇とされる。陵墓は大阪府羽曳野市島泉8丁目の丹比高鷲原陵。

 

 長宗我部元親(ちょうそかべもとちか)

1539~1599年、戦国大名。土佐の国司一条氏を追って四国全土を統一。1585年豊臣秀吉に降伏してのち土佐一国を許される。九州出兵、文禄・慶長の役に従った。

 

 磐座・岩座(いわくら)

神の御座所。自然の巨石をさす場合が多い。

 

 大国主命(おおくにぬしのみこと)大己貴命・大穴牟遅神(おおなむちのみこと)

出雲神話の神。素戔嗚尊(すさのおのみこと)の子または孫です。少彦名神(すくなびこなのかみ)とともに、中つ国の経営を行っましたが、天照大神(あまてらすおおみかみ)の使者が来ると国土を献上してみずからは隠退しました。

大黒天と同一視されるようにもなりました。因幡(いなば)の白兎の神話は唱歌にも歌われています。

 

 田心姫命・多紀理毘売命(たぎりひめのみこと)

日本神話に登場する神、天照大神(あまてらすおおみかみ)と素戔嗚尊(すさのおのみこと)との誓約(うけい)の時に生まれた宗像三女神の一です。福岡県の宗像大社の沖津宮の祭神です。

 

 雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)・大泊瀬幼武尊(おおはつせわかたけのみこと)

第21代天皇(在位:456年11月13日~479年8月7日)允恭天皇(いんぎようてんのう)第五皇子。宋書に見える倭王武とされる。雄略天皇の登場により大王による専制支配が確立され、大王を中心とする中央集権体制が始まったとする見方がある。考古学的に実在がほぼ確定している最初の天皇とされる。陵墓は大阪府羽曳野市島泉8丁目の丹比高鷲原陵。

 

 豊臣秀吉(とよとみひでよし)

1536~1598年、安土桃山時代の武将。織田信長に仕え戦功をたて羽柴秀吉と名のった。信長の死後、明智光秀・柴田勝家を討ち、ついで四国・九州・関東・奥州を平定して天下を統一した。

天正13年(1585)関白、翌年太政大臣となり豊臣を賜姓。検地・刀狩りなどを行い兵農分離を促進した。明国征服を志して朝鮮に出兵したが戦局半ばで病没。茶の湯などの活動も盛んで桃山文化を開花させた。

 

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